フクギ(福木) は、年中青々とした葉をつけ、風害や塩害に強いので、沖縄では、防風林、屋敷林、街路樹として植栽されていました。葉は黄緑色・肉厚・皮質で楕円形をしており、黄色の小さな花を咲かせ、果実は、コウモリなどが好んで食べます。樹皮から黄色の染料が採れます。
沖縄県本部町備瀬は、フクギに囲まれた、昔ながらの集落の景観を残しており、いつか行きたいと思っていました。
2012年12月23日、「備瀬のフクギ並木」を訪ねることにしました。国道58号線から国道449号線を通り、本部町浦崎の信号を左折し、県道114号線を海洋博公園方面に向かいました。
「備瀬」は、海洋博公園方面に隣接していました。海洋博公園には何度も行ったのに、「備瀬」がこんなに近かったなんて……。
伊江島が見える!
駐車場に車を止め、海岸を見ていると、南端で何人かの男女が写真を撮っていました。何があるのかと行ってみると……海岸までの細道の両端には、フクギが茂っているのですが、そのフクギのトンネルの間から、「伊江島」が見えたのです。曇り空の下、海の向こうに、伊江島がボーッと見えて、幻想的な感じがしました。
水牛車に乗って……
「めんそーれ、備瀬、フクギ並木通り」とかかれた案内板の側から、「順路→」の表示板に沿って歩いて行きました。途中、北側から「水牛車」がやてくるのに出会いました。子ども連れの7人の客を乗せています。水牛は長いひもで結ばれていますが、主に引かれるのではなく、自分のペースで歩いているようでした。
フク木並木
フク木並木
フク木並木
並木を通り、子どもの頃を思い出しながら、フクギに囲まれた家々・屋敷跡・拝所などを眺め、歩き続けました。集落中がフクギに囲まれている感じです。フクギの幹は太く、肉厚の葉は大きく、つややかでした。歩き疲れるまで、あちこち歩き回り、写真を撮りました。
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