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300 スリーハンドレッド 帝国の進撃

2014-06-29 22:07:30 | 活弁見聞録

ズレ:「ペルシャ帝国一翼の末裔たるイラクの内紛に際してオバマさんが送り込む軍事顧問を300人と設定したのはこの作品を意識した訳じゃあるまいけれど、民主主義だの自由だのの単語が出るにつれ往時とは逆にアメリカさんがイラクに侵攻した現代史と重なるようでぃ。
 前作テルモピュライの戦ほどの悲劇性はなく赤壁の戦ほどには詭計がないサラミス海戦の顛末も史実に明らかとなると見せ所は3Dを駆使した苛烈な戦闘映像でしょ!ってノリかどうか、かつて黒澤監督が観客の度肝を抜いた椿三十郎の流血シーンの連続みたいないかにもR15のスプラッタームービーに仕上がってらぁな。
 時節柄当時のポリス政治を批判するフレーズが耳に入ると自らはけして血肉飛び散る戦場に出ることはない代議士諸侯が集団自衛を推進する現下の危うさも気に掛かるところで、昔の指揮官は先頭に立って血しぶきを浴びたが如く集団自衛に賛成した先生は発動の際には必ず前線に帯同するくらいの義務付けがあって然るべきなんじゃねぇか」

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