滋賀県はJR西日本と連携し、滋賀県内JR4駅の改札窓口で滋賀県の健康推進アプリBIEA―TEKU(ビワテク)の画面を掲示した人に近江ゆかりの武将が描かれたカードをプレゼントする事業「電車と徒歩でお城をめぐって健康しが!」を5月1日から開始する。
同事業は、滋賀県内の鉄道利用者の増加に向けた取り組みを推進している滋賀県の「鉄道利用促進プロジェクトチーム」関係課とJR西日本が連携し、鉄道の利用促進、文化財の活用推進、健康づくりの推進につながる企画として今年度初めて実施される。
「電車と徒歩でお城をめぐって健康しが!」のチラシ
配布場所は、JR彦根駅、JR近江八幡駅、JR大津駅、JR堅田駅の4駅で、配布期間中の当日にJRの鉄道を利用して配布駅の改札窓口を訪ね、BIWA―TEKUの画面を提示することで、1種類のカードにつき1人1回1枚限定、各カード先着500人で配布される。
同カードは、滋賀県内城郭全体への関心を高め、地域の誇りの醸成や交流人口の拡大による地域活性化につなげることを目的とした「『近江の城』魅力発信事業」の一環として2022年に第一弾を作成、「お城エキスポ」などのイベントで配布されてきた。
大きさは6・3cm×8・8cm。表面に各武将の肖像画と生涯、裏面にはその武将ゆかりの地やエピソードなどを写真付きで掲載している。
昨年度まで16種作成されており、今年度中にさらに16種がラインナップに加わる。
配布されるカードは月ごと、駅ごとで変更される予定(表参照)。また予告なく内容が変更されることもある。滋賀県では「来年度以降、更に武将の種類を増やしていく予定」としている。
また、「BIWA―TEKU」とは、滋賀県内市町と全国保険協会滋賀県支部が共同で開発し、運用している健康推進のためのスマートフォンアプリで、楽しみながらウォーキングや健康づくりを継続できるよう、1年間に貯めたポイントの内1000ポイントを一口として賞品に応募できる仕組み。アプリ内には城郭を含んだ「探訪コース」などのモデルコースも掲載している。
定例記者会見で今回の事業について紹介した三日月大造知事は「県の歴史文化や健康づくりなど、それぞれの関心に結び付けて利用してほしい」と期待を語った。
BIWA―TEKUのダウンロードなど詳細は公式サイト(https://biwateku.jp/)から。
<滋賀報知新聞より