滋賀県日野町特産の伝統野菜、「日野菜」を原料にした「焼酎」を地元の農協などが新たに開発し、12月7日から販売を始めると発表した。
販売を始めるのはJAグリーン近江で、12月6日、日野町役場で記者会見を開いて発表した。
日野菜 https://www.biwako-visitors.jp/feature/detail/hinona-shiga/
「日野菜」は500年ほど前から栽培が続く滋賀県日野町特産の細長いカブで、二股になったり曲がったりして廃棄されることもある規格外の日野菜を有効活用しようと、ことし4月、草津市内の酒造メーカーに焼酎製造を依頼したという。
メーカーでは、まず、米のもろみを作ったあと、日野菜を根も葉もまるごと加えて2次もろみを作り、その後、蒸留して2週間熟成させたという。
「焼酎」は先月(11月)完成し、日野菜らしい香りや辛みがある味に仕上がったという。JAグリーン近江の大林茂松 組合長は「日野菜は漬物のイメージがあるが、この焼酎を若い人に飲んで貰い、日野町の新たな特産品にしていきたい」と話していた。
日野菜の焼酎は「小春のしるし」という名前がつけられ、12月7日から日野町にあるJAの「日野営農振興センター」で、来週からは近江八幡市にあるJAの直売所「きてか〜な」で販売されるという。
<NHK大津より>