御代参街道(中野・栄町地区)に唐傘・提灯店の「傘金(かさきん)」があった。
戦後も数十年、「番傘」は個人の他、旅館、ホテルや所等多人数の利用用途に需要があったと思う。油紙と竹で作った大型の傘であった。店名や所有主の名前が書かれていたものだ。
しかし、時代と共に「洋傘」に代変わりして行ったと思う。
また、昔は各家に「提灯(ちょうちん)」があり、祭りには外に出していた。しかし、生活様式が変わり需要が減り、やがて竹細工の職人芸も失われて行ったのではないだろうか。
いつ頃閉店したか定かでないが昭和年代ではなかったかと思う。今も当時の「傘金」店舗の景観を有している。