↑羽田駐輪場があった付近
今では知る人もなくなったが東近江市今堀町の近江鉄道長谷野駅の入り口付近に「羽田駐輪場」はあった。
高度成長期前までは鉄道が主たる交通手段であったため近江鉄道長谷野駅もまだ乗降客も多くいたし、「羽田駐輪場(自転車預かり)」は「自転車店」も兼ねていた。今堀町には「小林自転車商会」もあった。
しかし、高度経済成長期での車社会到来以降、特に田舎では車の方が圧倒的に利便性が高いため、鉄道による通勤、通学客は自動車にとって代わり、駅はすっかり寂れてしまった。それに伴い自転車駐輪場の役割も薄れ、羽田駐輪場も昭和年間に廃業に至ったのではないかと思う。
↑この先奥が近江鉄道長谷野駅
近江鉄道長谷野駅は無人駅となって久しいが現在は通学生が利用する程度ではないだろうか。近江鉄道の低迷は社会環境の変化と連動しているため悩みは深い。