東近江市山上町の画家阿波連永子さんが、自分で育てた草花の水彩画を東近江市内の八日市図書館(東近江市八日市金屋2丁目6−25)2階で展示している。5月11日まで。月曜と29日、5月2~5日は休館。
↑写真:中日新聞より
阿波連さんは那覇市出身。画業は60年を数え、多くの公募展で入選歴を持ち、滋賀県美術協会員でもある。子育てが一段落した30年ほど前、自前のアトリエや田舎暮らしにあこがれ、夫で木工作家の渡辺徹夫さんと東近江市内に移り住んだ。自宅の庭では、数十種類の草花の世話をしている。
阿波連さんは那覇市出身。画業は60年を数え、多くの公募展で入選歴を持ち、滋賀県美術協会員でもある。子育てが一段落した30年ほど前、自前のアトリエや田舎暮らしにあこがれ、夫で木工作家の渡辺徹夫さんと東近江市内に移り住んだ。自宅の庭では、数十種類の草花の世話をしている。
移住後に描いた30点を出品し、タンポポやドクダミといった身近な草花の美しさを引き出している。夫妻でフェリーを乗り継いで訪れた北海道・礼文島のレブンアツモリソウなど希少種も題材にしている。
画材へのこだわりも強く、紙は手すき和紙を使用。花びらの輪郭や茎は、竹を削ってフォークのようにした渡辺さん手作りの「竹ペン」で描写。額も渡辺さんが、ケヤキやトチノキ、アンズなどの端材で作り、絵を引き立てている。
阿波連さんは「自分で育てた草花だからこそ、一番美しい瞬間を描ける。子育てのような苦労と感動を絵にした」と話している。
<中日新聞より>