3月7日に急きょ選抜高校野球大会への出場が決まった近江は18日、出場決定後初めての練習をした。初戦は20日第2試合11:30〜で、長崎日大(長崎県)と対戦する。
↑写真:中日新聞より
岩谷斉校長から選手に出場が伝えられたのは17日18:30ごろ。山田陽翔主将(3年)は「辞退されたチームのことを思うといたたまれない。しかし、与えられたチャンスなのでチーム一丸となって全力プレーで頑張りたい」とした。
多賀章仁監督によると、今冬は降雪量が多く、厳しい寒さの中、山田選手を中心に質の高い練習を積んできた。チームは、補欠1位校として同大会に備えながら、結束して冬を乗り越えてきたという。
18日は、午前に終業式があり、13:00〜17:00に校内で練習。雨天でグラウンドが使えなかったため、室内でバッティング練習や階段ダッシュ、ウエートトレーニングで汗を流した。
ベスト4になるなど大活躍した昨夏の甲子園では、雨によるノーゲームや延期に泣かされた。武田弘和部長は「今日は選手たちにとって恵みの雨だった。心と体の準備ができて、いい一日になった」と話した。
応援の垂れ幕掲示 彦根市役所
近江高校の選抜大会出場を受けて彦根市は18日、市役所の正面玄関上に垂れ幕を掲げた。
垂れ幕は縦45.4mチ、横70cmで、「Fight!甲子園出場!近江高等学校」と記されている。近江高校が選抜大会への出場校候補に挙がった時点で作製しており、17日夜に繰り上げ出場をニュースで知り、掲示を決めた。
市スポーツ振興課の担当職員は「市としても全力で応援している。悔いのないように戦ってきてほしい」と話した。
京都国際の分まで頑張って 彦根市長コメント
彦根市の和田裕行市長は「思いもよらぬ決定となり、選手たちは複雑な思いをされているかと存じます。辞退された京都国際高校の分まで頑張っていただきたい」とのコメントを発表した。
<中日新聞より>