聖徳太子没後1400年に合わせ、9月3、4の両日に東近江市八日市文化芸術会館で上演する市民によるミュージカル「日出ずる国 厩戸皇子(うまやどのみこ)」の稽古が大詰めを迎えている。8月21日にも同館で稽古があった。
↑写真:中日新聞より
この物語は、現代を生きる歴史好きな少女ユリと約1400年前を生きる少年の聖徳太子の精神が入れ替わり、それぞれの体に宿ることで展開。元に戻るまでに、互いの時代の豊かさや争いなどを学ぶ。
出演者25人は4月のオーディションで決まり、以降の土、日、祝日を練習に費やしてきた。21日には、開演から終演まで止めない通し稽古やシーンごとの抜き稽古を行い、演出家は「横ではなく客席の方を向いて言って」「そのセリフを言うときは一人になって」などと指示を出した。
公演では、日程によって配役が入れ替わる。4日にユリ役を担当する近江八幡市職員の永福采音(あやね)さんは「見た目はかわいい少女だが、中身は格好良い雅な皇子というちぐはぐさを出せたら」と話し、同日に厩戸皇子役を担当する水口東高1年の西村七海さんは「聖徳太子のイケメンなオーラを出しつつ、ユリが思い悩む様子も表現したい」と意気込んでいる。
チケット: 全席指定で2000円
問い合わせ: 東近江市八日市文化芸術会館(0748ー23ー6862)
<中日新聞より>