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東近江市の「文化財保存活用計画」が文化庁認定

 東近江市の文化財保存活用地域計画(2024年度から7年間)が12月15日、文化庁に認定された。
文化財の保存活用に向け、官民協働となった具体的な取り組みを定めた「アクションプラン的」な位置づけとしている。

↑写真:滋賀報知新聞より(惟喬親王像(東近江市蛭谷町) )

 この中で文化財の一体的・総合的な保存・活用を図る関連文化財群としては、奥永源寺をエリアとする「惟喬(これたか)親王伝承と山の文化ストーリー」を盛り込んだ。

 また、かつて鉱業が盛んで、口から炎を出して石に吹きかけ、暴れ牛に投げつけて追い払ったという左一眼の童子の伝承があり、その一連の動作は、鉱石
の精錬工程を連想させ、一眼は長年炎を見続ける鍛冶工の職業病といわれる。

↑写真:滋賀報知新聞より(大皇器地神社(東近江市君ヶ畑町) )

 文化財群としては、木地師の人別帳の記録である「木地屋氏子狩帳」、能面や能装束、ゆかりの寺社の建造物、茶畑の景観、鉱山跡などの23の有形無形の文化財が点在する。
 方針としては、住民に文化財の価値を理解してもらい、守り伝える体制をつくり、歴史文化を生かした取り組みの継承をめざす。

 重点施策として木地師文化や林業技術、製茶などの森文化の記録や資料を保存・活用し、発信する拠点づくりを盛り込んだ。

このほかの施策では、以下を実施する
 ▽文化財保存活用団体の組織化支援、
 ▽地域住民活動拠点の整備、
 ▽文化財を活用した地域活動支援、
 ▽観光事業での文化財の公開活用の取り組み支援

<滋賀報知新聞より>                                                                                          
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