東近江市を拠点に活動する女子硬式野球社会人クラブチーム「東近江バイオレッツ」が、2021年度初めての公式戦となる6月5日開幕予定の関西大会「第12回関西女子硬式野球選手権ラッキートーナメント」に出場する。
関西一のタイトル奪取に向けチームのモチベーションは最高潮だ。

↑写真:滋賀報知新聞より
地域に住み、地域で働き、野球で日本一を目指す地域密着型の女子硬式野球を掲げ、滋賀県内初の女子硬式野球チームとして2017年に創設したバイオレッツ。
昨シーズンは新型コロナウイルス感染症の影響で練習もままならず、大会も中止や延期が続いた中だったが、11月に広島県で開催された西日本大会では優勝を納め、念願のチーム初のタイトルを獲得した。
更に、チーム創設第1期から活躍する横山彩実選手が日本代表選手に選出されたほか、4月には日本代表経験者を含めた4人の選手がチームに加入。急成長をみせる活躍と地域活性化を目指すチーム理念を掲げるバイオレッツの今シーズンは、全国からも注目度が高い。
近年の女子野球の人気と需要は著しく、一般社団法人日本女子プロ野球機構によると、2019年までの10年間で全国に高校女子硬式野球部は40校(2020年3月)に増設され、また、2009年に全国の女子野球競技人口は約600人だったのに対し、2019年には学童野球も加え2万人を超えたという。今年は阪神タイガースの女子硬式野球クラブチームをはじめ、全国各地で社会人・クラブチームも多数発足した。今回の関西大会を含め、今シーズンはこれまで以上に白熱したタイトル争奪戦が予想される。
シーズン初の公式戦を前に、滋賀県内の硬式野球チームとの練習試合で実践を積んでいるバイオレッツ。上田玲総監督は「新加入選手を含めた安定した投手層を中心に守りを固め、得意の機動力と攻撃を生かしてチャンスにつなげたい。実力は十分に備わっているので優勝を目指したい」と力を込める。
バイオレッツの1回戦は6月13日(日)を予定。京都文教(京都)とSEIBI GLITTERS(京都)の勝者と対戦する。
尚、今年度新たに開設された東近江バイオレッツ公式LINEアカウントでもチームの最新情報を発信している。
※ 関西大会は当初5月に開催予定されていたが、新型コロナの影響で6月に延期された。今後も感染状況の影響で日程変更の場合あり。
<滋賀報知新聞より>