市民から演者や裏方を募集し、9月の公演に向けて練習している東近江創作ミュージカル第3弾「ギンランの花」に関し、配役やテーマソングなどを初公開する制作発表が7月14日(日)、東近江市立八日市文化芸術会館であった。
物語では、大学生の「ユリ」と小学生の「シズク」が日野町の小学校で植物標本を開き、70年前にタイムスリップ。2人は、標本を作った日野町出身の植物学者・「橋本忠太郎」(1886~1960年)と出会って交流し、自然と共に生きる人の思いを知る。
【滋賀・近江の先人第334回】滋賀の牧野富太郎と称された植物学者・橋本忠太郎(滋賀県日野町)
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/87b6a057174dee56d75cb15627f78e8f
この日は演者23人のうち18人が登壇し、劇中のテーマソングに合わせて踊り、短く自己紹介した。
橋本忠太郎を演じる湖南市岩根小学校の南出治義教頭(栗東市)は、取材に「劇を通じて、琵琶湖のある県として、皆に自然に興味を持って欲しい」と話した。
他の役では公演ごとに演者が交代する。ユリ役は京都市の短大生吉田花さんと東近江市の高校生安井夏帆さん、シズク役は近江八幡市の小学生蜂谷香乃さんと愛荘町の小学生杉本藍佳さんが演じる。
東近江創作ミュージカル第3弾「ギンランの花」公演
開催日時: 9月7日(土)、8日(日)14:00〜16:00
場所: 東近江市立八日市文化芸術会館(東近江市青葉町1-50)
入場: 会場は自由席で、入場には無料の整理券が必要。整理券の配布は7月21日(日)10:00〜、八日市文化芸術会館の窓口と公式サイトで行う。
字幕タブレット貸出: 会場では、聴覚障害者向けの字幕タブレットの貸し出し、視覚障害者向けの音声ガイド、車いす席なども用意している。要予約。
「ギンランの花」日野公演
開催日時: 9月14日(土)
会場: 日野町民会館わたむきホール虹(滋賀県蒲生郡日野町松尾1661) 整理券は8月1日(木)10:00〜、わたむきホール虹などで配布する。
<記事・写真: 滋賀報知新聞より>