”スローライフ滋賀” 

解体新書シリーズ第5巻「」の生涯と功績(近江八幡市)

 「近江八幡観光物産協会」は、近江八幡市内の著名な歴史上の人物や偉人、史跡等を分かりやすく紹介するガイドブック「解体新」シリーズの第5巻を発行した。

 今回は、名誉市民第1号の「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ」。             ヴォーリズは、1880年10月28日、アメリカ・カンザス州レブンワースに生まれ、コロラドカレッジ卒業後、1905(明治38)年、24歳の時にYMCAの英語教師として滋賀県立商業高校(現・滋賀県立八幡商業高校)に着任。その後、アメリカ留学から帰国した「一柳満喜子」と結婚し、1964年5月7日に亡くなるまで近江八幡で83歳の生涯を終えた。今年で没後60年、来年には来日120年を迎える。

【滋賀・近江の先人第36回】近江兄弟社学園を創った女性・一柳満喜子(小野市/近江八幡市)
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/cf210f2df385e7246a2c4237c772ce0d

 その間、キリスト(プロテスタント)伝道団体「近江ミッション」や建築設計を事業とする「ヴォーリズ合名会社」の設立、幼稚園からはじまった教育事業、結核療養施設「近江療養院」の開院などに尽力し、建築家、社会実業家としても有名。全国各地に建立した建物は「ヴォーリズ建築」として残り、保存活動が続けられている。 

 発行された「ヴォーリズ解体新書」は、近江八幡市内をはじめ全国各地に残る「見に行けるヴォーリズ建築物」、アメリカでの生い立ちなど生活環境を解説した「大学生までのヴォーリズ」、英語教師を解職されたヴォーリズが帰国後、再来日して取り組んだ事業活動をまとめた「来日から激動の10年間」、「波乱万丈の国際結婚」、アメリカと日本の往来と人脈を綴った「世界を股にかけた男」、「ヴォーリズ家とその仲間たち」、キリスト教伝道とビジネスを両立させた「近江兄弟社の経済活動」、近江八幡に根付いた「ヴォーリズらの教育事業」、ヴォーリズ記念病院の前身となる「近江療養院の結核医療」、「普段着のヴォーリズはこんな人」、「ヴォーリズの名言、迷言あれこれ」、「近江八幡ヴォーリズ建築マップ」の項目ごとに写真やイラストを多用し、ヴォーリズの足跡を分かりやすく解説している。

 A5判全32ページで、ノート風の表紙に仕上げられている。2万部発行。        白雲館、近江八幡駅北口、安土駅の各観光案内所、ヴォーリズ記念館で販売されている。1冊300円(税込)。

<記事・写真: 滋賀報知新聞より>

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