第15回関西女子硬式野球選手権ラッキートーナメント大会の準々決勝が6月2日(日)、彦根市のHPLベースボールパークであった。
東近江市を拠点とする社会人チーム・「東近江バイオレッツ」が「京都外大西高校」(京都市)と対戦し、7-0で五回コールド勝ちした。
バイオレッツは四回、黒田陽菜選手の適時打で先制。五回には相手の四球やミス、味方の好打で打者一巡し、一気に6得点。先発した坂原愛海投手は5回97球を投げきり、相手打線を無失点でしのいだ。
中村茜監督は「相手の高校生らしい勢いにのまれそうなところもあったが、イニングごとに声をかけ、集中して入れて良かった」と話した。バイオレッツは6月23日(日)、同球場で開催される準決勝で、「神戸弘陵学園高校」(神戸市)と対戦する。
↑写真: 「打たせて取る投球できた」 先発・坂原投手、1安打無失点
先発して相手打線を1安打に抑えた坂原愛海投手。試合の流れを引き寄せた好投に「打たせて取るピッチングができて良かった」と振り返った。
得点圏に走者を背負った三回。自らの四球と送球ミスで1死一、二塁のピンチを招いたが、直球を中心に変化球も織り交ぜ、続く相手打者2人を打ち取ってしのいだ。 この日、2個の四球を出した。自らの想定よりストライクゾーンが狭かったという。相手打者がボールにタイミングを合わせられていないことを踏まえ、坂原投手は四球にならないコースを狙い、打たせて取る投球で勝利につなげた。
準決勝に向けては「無失点にこだわっている。打者が打てなければ、自分が抑えて試合を作れるように準備して行きたい」と話した。
<記事・写真:中日新聞より>