”スローライフ滋賀” 

東近江市に最先端がん診療棟(東近江市蒲生医療センター)今夏開設

 医療法人社団昴会・東近江市蒲生医療センター(東近江市桜川西町)で2021年夏、がん治療に必要な最先端の設備を整えた「がん診療棟」が開設される予定である。

開院までのスケジュール
  • 2020年 8月 新棟建設工事開始
  • 2021年 8月 新棟完成予定/PET-CT検査開始
  • 2021年10月 放射線治療開始予定

↑写真:滋賀報知新聞より

■東近江医療圏がん診療の課題について
 「東近江医療圏では、がんの完結率(診断・治療が地域の中で行える医療体制)が他の疾患と比べて低く、現状では圏域外の医療施設に診断と治療を紹介し、患者さんやそのご家族に遠方まで通院する必要があった。
 今回の開設で、高度ながんの診断・ 治療が地域の中で行える医療体制が構築でき、これにより東近江医療圏域でのがんに対する完結率向上に寄与できると考えている」

がん診療棟の機能
 がん診療棟には、がんを治療する「放射線治療センター」とがんを発見する「PET診断センターを開設する。

■■放射線治療センター
 放射線治療は、がん治療法の1つ。同センターには、専門の放射線治療医と医学物理士が着任し、放射線治療装置リニアックの最新機を導入する。このリニアックは身体の外から放射線を照射することで腫瘍をピンポイントで治療でき、身体への負担が非常に少ないことが特徴である。

■■PET診断センター
 「放射線診断専門医が着任し、湖東地域初となる『PET―CT装置』を導入する。同装置は、一度に全身のがんを検査できる画期的なもので、今は大津市や草津市など滋賀県南部に設置施設が集中している。

 蒲生医療センターに配備されると、東近江医療圏に限らず近江八幡市や彦根市など近隣市町、湖北地域からもアクセスしやすくなるため、待望の導入になる」

■身近な地域でのがん診療は今後ますます求められている。
 「がんは滋賀県における死因の第1位であり、県地域医療構想においても、がん診療に係る東近江医療圏域内の医療需要が今後さらに増加すると見込まれている。
最新の治療装置の導入や専門医のチーム診療により、地域のがん診療に貢献したいと言っている」

 余談だが東近江市立能登川病院では2019年から「アイセンター」が設立され、有数の眼の専門病院機能充実を図っている。

<滋賀報知新聞より>
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「東近江ライフ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事