東近江市がIHI(旧・石川島播磨重工業)と協働で生物多様性の保全に取り組んできた愛知川流域の農業排水路「建部いきものの水路」が、環境大臣から「自然共生サイト」の認定を受けた。
これは、民間の取り組みによって生物多様性の保全が図られている区域を国が認定するもので、東近江市内では2件目。滋賀県県内では13のサイトが認定されている。
今回認定を受けたのは、東近江市建部北町、建部上中町、建部下野町に所在し、河辺いきものの森の西側を沿って愛知川に流れ込む水路で、約1km、0・58ヘクタール。
水田域の魚類の生息・繁殖場所だけでなく、愛知川の瀬切れや洪水時の魚の避難場所としても機能している。魚類16種、甲殻類3種、巻貝類1種、昆虫類6種が確認されている。
積水樹脂物流センター 生物多様性保全エリア 【場所・面積】 東近江市、2.3ha
【申請者】 積水樹脂(株)
https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/documents/nintei/R5Early51_Logistics_Center_Maintenance_Area_of_Sekisui_Plastics_Ltd.pdf
<記事・写真: 滋賀報知新聞より>