当局は3年前まで40年以上ハム活動を休止していた。
休眠していたこの40-50年間に以下の私の未交信カントリーからも多数運用があったことであろう。また、その他にかなりのカントリーも消滅している。その中の消滅カントリーと交信し、QSLも得ていたカントリーも結構あった。
しかし、まとまってからDXCCの追加申請をすれば良いとの考えで申請していなかった。それが裏目に出て、その後の転勤人生でQSL、ログ、アワード全てを失い今では昔の記録はなくなってしまった。DXCCだけは幸いにもARRLに私のDXCC申請書が半世紀以上、奇跡的に残っていたためDXCCのスコアだけ復活できた。
そんなこともあったが、現時点の未交信「20カントリー」の大半は島しょう部と中米を含む北米、南米地域が多い。次いで政治的に運用するのが難しい国々である。
現存するDXCCカントリー(=エンティティー)は「340」の内、「320カントリー」がコンファームである。未交信(未コンファーム)が残り9以下、つまり「331カントリー」になれば「DXCC Honer Roll」という称号が得られる。
近年はデジタルモードのFT8の出現で交信し易くなったとはいえ、折角DX-Peditionで困難な島や地域に出かけたところと必ず交信できるとは限らない。2003年のブーベ島のPeditionがその最たる見本である。
下記の「MOST WANTED ENTITIES LIST」を見てみると、カリブ海で第231位のPJ4(Bonaire)なんかはDXをやっている人なら既に交信しているカントリーで出来ていないのが恥ずかしい。また、5A(Libya):第72位、Z8(Rep. of South Sudan):第73位などは常置局が居て大半の人が交信を済ませている。加えて8R(Guyana):第116位、1A0KM(SOVEREIGN MILITARY ORDER OF MALTA): 第77位も準ずる。これらの局だけでも5カントリー減る。
その他のカントリーはDX-Peditionを待たなけば交信できないところばかりである。また、私の残存カントリーで政治的に困難なところは、北朝鮮、ミャンマー、エリトリア、パレスティナがある。
よしんばもしレアなカントリーから出て来ても、現行の当局のミニステーションの設備環境と年齢もあって難しいことは理解している。しかし、この先何カントリー交信出来るか分からないが今後も楽しみとしてチャレンジしたいと思う。
DXCC未交信カントリー(Entities) (*順位はMOST WANTED ENTITIES LISTによる)
1. 1A0KM(SOVEREIGN MILITARY ORDER OF MALTA): 第77位
2. 3Y(Bouvet): 第10位
3. 3Y(Peter I): 第7位
4. 5A(Libya): 第72位
5. 8R(Guyana): 第116位
6. BS7(Scarborough Reef): 第2位
7. BV9P(Pratas Is.): 第4位
8. CY0(Sable Is.): 第60位
9. E3(Eritrea): 第52位
10. E4(Palestine): 第80位
11. FJ(Saint Barthelemy ): 第102位
12. FK(Chesterfield Is.): 第18位
13. HK0(Malpelo Is.): 第34位
14. P5(North Korea): 第1位
15. PJ4(Bonaire):第231位
16. PY0P(St Peter & St. Paul Rocks): 第14位
17. VP8(South Georgia Is.): 第24位
18. XZ(Myanmar (Burma): 第41位
19. YV0(Aves Is.): 第9位
20. Z8(Rep. of South Sudan): 第73位
*ボールド青字は日常的に可能性があるカントリー、赤色は時々運用