滋賀県と彦根市は「彦根城」の「世界文化遺産」への登録に向けて、城が江戸時代の安定と平和に果たした「藩」の役割を象徴する存在であることを強調した推薦書の素案をまとめ、文化庁に提出した。
「彦根城」は、平成4年に世界遺産の登録候補に選ばれながら、一足先に登録された姫路城との違いなどを示せず、足踏み状態が続いている。
滋賀県と彦根市は、おととしと去年にも推薦書の素案を提出していて、今回はこれまでに指摘された課題を修正し、6月28日、新たな素案を文化庁に提出しました。
新たな素案では、江戸時代の250年間の安定と平和には、地方政府である「藩」の存在が重要な役割を果たしていたと説明しています。
その上で、彦根城は、全国の城の中でも大名の御殿や重臣の屋敷など政治の拠点施設としての建物などが数多く残されるとともに、周辺の村やびわ湖からも見えるよう作られた城郭が長く維持され、江戸時代の統治の仕組みを象徴する存在だと強調している。
「彦根城」は、平成4年に世界遺産の登録候補に選ばれながら、一足先に登録された姫路城との違いなどを示せず、足踏み状態が続いている。
滋賀県と彦根市は、おととしと去年にも推薦書の素案を提出していて、今回はこれまでに指摘された課題を修正し、6月28日、新たな素案を文化庁に提出しました。
新たな素案では、江戸時代の250年間の安定と平和には、地方政府である「藩」の存在が重要な役割を果たしていたと説明しています。
その上で、彦根城は、全国の城の中でも大名の御殿や重臣の屋敷など政治の拠点施設としての建物などが数多く残されるとともに、周辺の村やびわ湖からも見えるよう作られた城郭が長く維持され、江戸時代の統治の仕組みを象徴する存在だと強調している。
彦根市の和田裕行市長は「彦根城は江戸時代の平和の象徴となる存在だ。今回の素案で世界遺産登録の悲願を達成したい」と話していた。
滋賀県と彦根市は、令和6年度の世界遺産登録を目指していて、素案は今後、まず文化庁の審議会で審議されることになる。
<NHK大津より>