室町時代、近江の国に生まれ、俳諧の祖と呼ばれる「山崎宗鑑」が晩年を過ごした香川県にある「一夜庵」で、修復費用を募るクラウドファンディングが行われている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/50/807ab053bf3a02a85c84a346338ceb16.jpg)
↑写真:NHK大津より
香川県観音寺市の興昌寺の境内にある「一夜庵」は、現在の草津市出身と伝えられ、俳諧の祖と呼ばれる山崎宗鑑が晩年を過ごした庵で、観音寺市指定の史跡となっている。
屋根のふき替え工事などを定期的に行っているが、前回の工事から20年以上が経過したため、地元の保存会が屋根のふき替えと老朽化した柱の入れ替え、それに、樹木の伐採などを計画している。
これらの工事には、およそ1300万円がかかる見通しだが、保存会だけで、費用を賄うことは難しいとして、8月から費用の一部にあたる400万円分をクラウドファンディングで募っている。
募集期間は10月12日までで、専用のウェブサイトなどで受け付けている。
募集期間は10月12日までで、専用のウェブサイトなどで受け付けている。
一夜庵保存会の大西馨会長は「『一夜庵』は、地域の人たちが熱心に守ってきた観光名所であり、今回は、屋根の改修だけでなく、周囲の樹木を伐採し、見違えるようにして、次の世代に引き継ぎたいと考えている。地域だけでこうした文化財を守るには限界があり、みなさんのご支援とご協力をいただきたい」と話している。
一夜庵
香川県観音寺市八幡町2丁目7−2
クラウドファインディングサイト
過去ログ
【滋賀・近江の先人第240回】俳諧の祖・山崎 宗鑑(草津市)
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/d/20220310
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/d/20220310
<NHK大津より>