新型コロナの影響で「3密」を避けられるアウトドアの人気が高まる中、鈴鹿の自然に恵まれた東近江市の「奥永源寺地域」では昨年夏、過度の川遊び客が訪れた結果、路上駐車やゴミの不法投棄などの住民生活に悪影響が出るオーバーツーリズムが発生した。
これを受けて東近江市や地元関係者などは奥永源寺地域アウトドアライフ推進協議会を結成し、対策に乗り出したが、今夏の状況は。。。。
↑写真:滋賀報知新聞より
道の駅「奥永源寺渓流の里」では昨夏、満員となったキャンプ場からあぶれたレジャー客が、道の駅に自動車を長時間駐車して近くの河原でバーベキューなどを楽しむケースが相次いだ。
この結果、来場者が前年比で1万人増の開業最多の4万2千人だった割には、売り上げはさほど伸びなかった。これは、川遊び客が事前に食材を購入していたり、休憩のため入ろうとしたドライバーが満車のため駐車できなかったためとみられる。
道の駅「奥永源寺渓流の里」では昨夏、満員となったキャンプ場からあぶれたレジャー客が、道の駅に自動車を長時間駐車して近くの河原でバーベキューなどを楽しむケースが相次いだ。
この結果、来場者が前年比で1万人増の開業最多の4万2千人だった割には、売り上げはさほど伸びなかった。これは、川遊び客が事前に食材を購入していたり、休憩のため入ろうとしたドライバーが満車のため駐車できなかったためとみられる。
このため今夏は、警備員が7月下旬から8月末までの土日祝、8月7日―15日の盆休みについては毎日、常駐して声かけするなどして、川遊び客の駐車を解消する。
効果としては、「昨夏は20、30台ほど長時間動かない車があったが、今年は入退場の回転があり、道の駅の売店の売り上げも伸びている」と、同市の担当者はみている。
バーベキューなどのゴミ問題では、市職員やアウトドアライフ推進協、シルバー人材センターの会員が定期的に河原などを巡回して、川遊び客にゴミを持ち帰るよう声をかける。とくに盆期間中は集中して毎日実施するが、「ゴミはやはり多い。引き続き呼びかけに努めたい」としている。
また、路上駐車については、8月から9月末にかけて発生しやすい道路の路肩にクッションドラムを設置して駐車できなくするほか、東近江警察署のパトロールにより防止を図っている。
「現況は減ってはいるが、完全にはなくならない。警察と連携して対策を図りたい」と継続する方針だ。
道の駅「奥永源寺渓流の里」
東近江市蓼畑町510
<滋賀報知新聞より>