↑海産物・乾物店「大松商店」
御代参街道(本町通り)に海産物と乾物の海陸物産「大松商店」があった。
現在は営業はしていないが今も立派な店の看板が残り、昔の面影を漂わせている。当時は北海の昆布などの海産物や乾物魚類などを扱っていたのだろう。
特に江戸期から近江商人は松前を中心に北海道との幅広い交易は有名で田付新助、西川傳右衛門、藤野喜兵衛などの豪商が出ている。北洋の海産物は松前、日本海・北陸・近江塩津経由で現在の彦根柳川や薩摩の港に陸揚げされていた。京都、大阪への北洋の海物産は大津・淀川経由で運ばれていたという。
「大松商店」の歴史は不明だが閉業は平成の初め頃だったようで後継者がいなかったのもその理由の1つと思われる。現在はこの場所で英語塾を営んでいるみたいである。