織田信長、羽柴秀吉、徳川家康、佐々木六角の武将隊が、手づくり甲冑(かっちゅう)を身にまとって練り歩く武者行列が11月14日、安土城ゆかりの近江八幡市安土町一帯で繰り広げられた。
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↑写真:中日新聞より
37回目を迎えた「あづち信長まつり」の一環。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、昨年に続いて出店などはなく、規模を縮小して開いた。
各武将隊は安土城跡、沙沙貴神社、老蘇コミュニティセンター、桑実寺口から出発した。安土城跡では21人が「エイ、エイ、オー」と勝ちどきを挙げてスタート。各地域を練り、八幡中学校太鼓部員が勇壮なばちさばきで迎える中、安土コミセン前に集結した。
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↑写真:中日新聞より
子供甲冑隊も合流。参加者は例年より少なく総勢200人余となった。安土駅北口を経由して安土小学校まで巡行。沿道では手を振る住民もいた。
式典では、あづち信長出陣太鼓や吉法師太鼓のメンバーが力強い音を響かせ、武将らが勢ぞろいして記念撮影もした。
信長役を務めた平尾良雄・安土学区自治連合会長は「コロナ禍の中、地域の横のつながりを取り戻す一歩になったのでは」と話した。あづち信長まつり協議会の中江幸男会長は「武者行列ができ、うれしく思う。来年こそは本格的なまつりを開き、2026年の安土城築城450年に向け、着々と準備したい」と前向きだった。
<中日新聞より>