御代参街道中野/栄町地区に現在も残る南井文具店(ミナミイ)の斜め前に「辻川一六堂」という老舗の「はんこ店」があった。
私が小さい頃はまだ和風の店舗だったが高度成長期の昭和40年代頃にコンクリート式のビル店舗になったと思う。
当時はまだ手彫り印鑑で職人が何人もいて店は繁盛していた。当時の若店主は市会議員をしていた。
時代は機械化、コンピュータの導入に変わり、店は平成年代頃には閉店してしまった。時代は変わってもはんこは残るがコンピュータ化の波で、はんこの需要は減少している。「辻川一六堂」のビルは昔の場所に今も残っている。