青梅市議会議員 ぬのや和代のページ

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真実に目を向ける:福島が問いかける未来への選択を、いわき市から考える若者から見た福島原発事故(避難の問題を中心に)

2024-11-04 16:48:00 | 介護保険
今日もいわき市に居ます。
福島から家族と自主避難した若者の話が聞けました。想像以上に自主避難は難しいことらしいです。

家族、親族に高齢者がいると、介護などの関係から、簡単なことでないようです。そこが大丈夫でも、残る人たちを置き去りにして、自分たち家族だけ、安全な所に避難することに後ろめたさを感じたり、実際に非難されたこともあるそうです。

高濃度の放射線を被爆した事で、健康に不安がある上に、事故を境に原発安全神話が崩壊し、何を信じて良いか、分からなくなったことなど、そういう中で、真実を探し、自分の考えを確立させる、ことの難しさ。特別な事がなくても、悩み多き青春に、重たい荷物を背負わされて、悩む姿があります。

多くの自主避難の方は、福島から住民票を移さないため、病気になっても、保険証が手元にないため、治療が遅れて、癌が手遅れになった人もいるそうです。

福島の災害居住区域は、実際には安全というレベルまで、放射線量が下がっていないため、自主避難をせざるを得ない現実を政府はどの様に考えているのだろうか。
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2024/11/03

2024-11-03 21:56:00 | #原発#福島#小児甲状腺癌#安定ヨウ素剤
放射線防護の民主化フォーラム
@いわき 福島県
あのとき何が起こっていたのか?
(ヨウ素剤が配布された三春から)

福島原発事故が起きた時、遠く離れた東京でも、子どもヨウ素剤を投与しなければならない、どこのクリニックでもらえるのか、話題になっていました。福島原発3号炉の爆発で、東京まで、放射性物質が飛んできたことが分かったからです。

東京でさえ、これだけ騒ぐのだから、福島では勿論、ヨウ素剤の投与は行われたに決まっている。そういう風に勝手に解釈していました。ところが、事実はそうではありませんでした。

原発事故の後、ヨウ素剤が配られた自治体は三春町、いわき市の2団体で、実際に服用されたのは、三春町のみでした。福島県には、ヨウ素剤の備蓄もありましたが、国からの指示待ちをしている間に、時期を失したのだそうです。私にとってこれは大きな衝撃でした。

現在、福島県では、300人の小児甲状腺癌が発生しています。人口
180万人の福島県で、100万人に1人から2人の発症といわれる珍しい小児甲状腺がんが、約100倍の発生が見られるわけです。

この悲惨な結果は、ヨウ素剤の服用など、適切な予防策を怠った結果であったわけです。

現在のように福島の小児甲状腺がんに対する報道自体が規制されている中、当時のヨウ剤投与ができなかったことなど、検証されるわけもありません。

ヨウ素剤は、放射性ヨウ素が出る前に服用することで、甲状腺癌を予防できます。乳幼児から概ね40歳以下の若年層に効果があります。

現在、政府は災害対策特措法で、原発の周囲5キロ以内において、ヨウ素を備蓄し、原発事故に備えるようにしているわけですが、福島原発事故では、30から50km離れた所でも、一時的とは言え安全基準を上回る危険な放射線濃度が記録されました。家庭にヨウ素剤を用意しておいて、原発事故が起きたら、迷わず、必要な若年者に服用させることを周知する必要があります。

とてもショックでした。ドキドキしました。せっかく安定した血圧がまた上がってしまいました。


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市長懇談会

2024-10-01 05:43:00 | 介護保険
市長懇談会

市長からのご依頼を受けて、知り合いにお声かけして、9月30日、市長懇談会を開かせていただきました。

それぞれの方が日頃から感じていらっしゃる市政の問題点をご自分の言葉でお話いただき、間近で市長にお聞きいただけたことは、たいへん有意義でした。「良い会だった。またやってほしい」という声が会場全体に溢れ、「市長も12月にまたやりましょう」とおっしゃってくださり、大変盛り上がりました。20名あまりの出席がありました。







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安定ヨウ素剤の備蓄

2024-09-29 18:33:00 | 原発問題
9月議会で一般質問しました。
①文化複合施設について②青梅地域公共交通計画に高齢者支援の視点を。③独居高齢者、認知症の在宅介護、老老介護の現場でGPSは有効に活用されているか。④子どもの遊ぶ場整備について⑤災害時の避難場所利用と備蓄品としてのヨウ素剤について。

どれも大切なテーマですが、私は、7月に立憲民主党本部にour planet TV代表の白石草さんをお招きして、福島の子どもの甲状腺癌について勉強した内容が余りにも衝撃的で、あれ以来、頭から離れない状態だ。白石さんたちは、福島の子供の甲状腺癌を取材して来て、福島県から出されたデーターや専門家会議の議事録をそのまま会のweb siteに載せ続けいる。

13年前の3月11日に起きた東日本地震で福島第一原発が津波の被害に会い、水蒸気爆発を起こし、放射性物質が、福島県のみならず周辺や東北、関東地方にまで飛び散った。

チェルノブイリ原発事故では、周辺で小児甲状腺癌が多数発生したので、福島でも同じことが起きるのでないか、と心配された。そこで、福島県は県を二分して、全ての子どもたちが2年に一度甲状腺のエコー検査うけるようにした。

今、第5巡が完了し、甲状腺癌の子ども300人に見られた。小児甲状腺癌は珍しい癌で100万人に1〜2人の発症率であると、いわれている。それが、人口170万人の福島県で三百人も見つかった。そしてこのことは殆ど報道されていない。福島の原発事故の時は、東京でも、異常な放射線濃度が測定され、子どもたちに安定ヨウ素の投与の必要性を訴える専門家もいた。

放射性ヨウ素131は直接、あるいわ食べ物を汚染して、体内に取り込まれる。その時、身体がヨウ素で満ちた状態では、ヨウ素を取り込まない特性がある。それを利用した予防法である。

マスメディアによる報道がない今、微力ながら、口から口にこのことを伝えることが、私たちに課せらているように思えた。

折しも、今年末までに新しいエネルギー基本計画が出されることになっていて、政府は原子力を二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーとして、進めようとしている。原発再稼働の準備が着々と進められている中、少しでも多くの人に知っでもらう必要がある。

今回、画像、音響関係が更新され、初めての議会で、議員の持ち時間を示す表示が出ないこともあり、途中から私は焦ってしまい、4項目目の「子どもの遊び場の整備」を割愛した不手際はありましたが、原発関係の新しい事実を少しだけ広めることができました。

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グリーンスローモビリティ実証実験@河辺

2024-09-29 17:59:35 | 原発問題




河辺町の歯医者さんに行って、北口のバス停で青梅駅行きのバスを待っていたら、元気いっぱいのお姉様に声を掛けていただきました。

「河辺下に住んでいるので、自治会館まで歩いて、グリスロ(gsm)に乗ってきたのよ。揺れて怖い、と言う人もいるけど、私は平気よ。あの程度のスピードなら、大丈夫ですよ」

折からの雨で、髪はかなり濡れていらっしゃいますが、お声は軽やかで、お話が続きます。
「羽村はちゃんとしたバスが走っていて、乗り換えもスムーズなのよ。ちゃんとした車両でなくて、騙されているような気がしないでもないけど、、、ないよりはマシ」とのご感想をお話しくださいました。

6月から9月の真夏日には運行は難しいです。
市役所の担当課によれば、「乗客の方は、10分間前後の短時間なので、問題無い、とは思いますが、問題は運転手さんです。真夏日のgsm運転業務は身体が大変なんじゃないでしょうか」
「gsmは持続可能性(季節に関わらず運行できるか)が課題です」とのお話でした。

先日、東青梅からタクシーに乗りました。運転手さんに「周辺の市では、コミバスやデマンドバスが走っているのに、なんで青梅はgsmなんですか?」と問いかけられ、返答に窮してしまいました。全く同感だ、とおもいました。

https://www.city.ome.tokyo.jp/soshiki/75/70718.html
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