青梅市議会議員 ぬのや和代のページ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

2022年12月市議会 一般質問

2022-12-08 16:54:00 | 医療
 12月市議会の一般質問で、私は3項目にわたり質問しました。
①再生可能エネルギーを公共施設で取り入れて、民間に波及させ、青梅市をスマートシティにしよう!
 2021年6月の市議会で、市長は他党の議員の一般質問に答えて地球温暖化のために森林を整備すると、答弁しました。私はこのやり取りに疑問を持ちました。森林を整備にする事は、森林の公共性を発揮する意味から、大切な事です。しかし、森林のニ酸化炭素吸収量を当てにするだけで、脱炭素は十分かと言う、そうでないと思います。もともと、京都会議で決められたカーボンニュウトラルの仕組みは開発途上国の焼畑農業や、森林破壊を危惧した政策と言われています。森林は、そこに暮らす動物も二酸化炭素を排出していますし、木に蓄えられた炭素量を二酸化炭素吸収量に換算して、それを木の二酸化炭素吸収能力として、工場などから排出する二酸化炭素と相殺するやり方には疑問があります。低開発国の森林破壊を食い止めるため、森林を二酸化炭素吸収量取引として、先進国から開発途上国へのお金の流れを作る意味は理解できますが、それを先進国の二酸化炭素排出の免罪符にする考え方は、私とっては理解に苦しむ所です。脱炭素のエネルギー政策のメインは、化石燃料による発電を再生可能エネルギーによる発電に変える事です。そう言う意味から、私は再生可能エネルギーを公共施設に取り入れる提案をしてきました。青梅市は、6年ほど前に積極的に小規模発電力会社に屋根を貸し出す努力をしていました。ところが、Fitの利益率が高く、借り手市場のようでした。5施設を貸し出す事ができましたが、屋根貸し料金は驚くほど安く、自分の建物で発電した電力を青梅市は買う事ができない仕組みでした。それでも、東電より、再エネルギー比率の高い、電力小売業者を探して、契約していました。
 2021年9月と12月の市議会で、市役所屋上に太陽光パネルを取り付ける提案をいたしました。自民党からは対抗馬を出され、
「日本は、脱炭素をすすめる必要がない」「雹が降ってパネルが壊れて、火事になる」と主張してきました。しかし、反論は長くは続きませんでした。2022年3月の市議会で、私は環境省の補助金を使って、公共施設をセロエネルギービルZEBにする提案をしました。驚く事に、提案は採用される事になりました。市役所はガラス窓の多い建物です。質の良い二重ガラスですが、窓の多さは、建物の断熱性能からいって、不利です。ZEB
は無理でもニアリーZEBでもいいのでないか、屋根上に太陽光パネルを設置して、その発生した電力を利用できるだけでも、二酸化炭素排出量を減らせる事ができるし、災害で、電力供給がストップした時も屋上からの電気供給が可能な訳ですから。
 2022年分の補助金は6月に締め切られましたが、青梅市は応募していませんでした。9月市議会で断熱診断の調査について質問しました。「検討中」との答弁でした。今回の12月議会でも質問しました。3ヶ月経てば調査結果が出ると考えたからです。「市役所の建物は来年10年を迎えます。改築工事を行います。その時、断熱工事を行う計画です」との答弁です。ウクライナ問題に続く燃料高騰と脱炭素の高まりは加速した影響でしょう、青梅市は再エネ比率の高い小売業者と契約できていたのですが、できなくなりました。電力会社も値上げを発表いています。この一年で状況が大きく変化しました。私は1日も早く、屋上に太陽光パネルの設置をするように提案しましたが、市長は改築工事に拘っています。新築後10年で改築する必要はありません。屋上の防水状態の点検など雨漏り対策は、必須でしょうが、大掛かりな改築は要りません。
 青梅市にはボートレース競艇事業があります。コロナで、外出できないで、電話投票する人が増えて、昨年は約100億円の収益が上がりました。そのため、市長はその使い道を考えているようです。

 ②青梅駅前再開発 スパーマケット誘致は買い物弱者を支援し街の賑わいを創出する
 路上アンケートのパネルを議場に持ち込んで、路上アンケートの様子を説明しました。状況は良い方向位変化して、地主さん達の団体はスーパーマケット誘致に努力していただけることになったそうです。


 

 ③新型コロナワクチン集団接種会場における救命体制につて   
どれも、大事な質問ですが、今回、最も重要な案件は3番目でした。集団接種会場では、接種後しばらく、会場で待機して看護師さんによる経過観察が行われ、医師も待機しています。これはワクチン接種によるアフィラキシーショックが起きた時、直ぐに救命処置をするためです。そのためのマニアルが作られています。青梅市で今回亡くなられた方のご家族は、周りの人やマスコミに知られることを危惧されて言うそうです。残された家族のお気持ちを最優先にして、プレス発表も文書による報告でなされ、マスコミからの質問も個々に電話で受ける形がとられたそうです。つくつかの問い合わせがあったそうです。毎日新聞はアナフィラキシーショックの時、アドレナリンが投与の重要性に気づいて、電話質問したわけですが、個々に電話質問されたので、他のマスコミ関係者は、アドレナリン投与の重要性に気付かなかったのです。なぜ、マスコミを集めてリアルで記者会見を行わなかったのか。市民に必要な情報を公開する事は、民主主義の基本です。困ったとこは隠して、「大丈夫です」と言うのは、間違っています。
 亡くなられた方とご家族には痛ましい思いで、心より哀悼の意を表したいと思います。しかし、これは個人の命ながら、個人の問題と言い切れません。新型コロナは、重症化率が低下したとは言え、まだ収束していません、RNAワクチンは半年で、免疫が消失するため、半年度との追加接種が必要です。接種は義務でありませんから、個人で決める事になってます。ですから、私たちは判断するのに十分な情報が必要です。ワクチン接種会場における危機管理がうまく行われているか、事故があった時にチェックして、安全の保証がされるべきです。
 担当部長が答弁に立ちました。当日は自治会関係の方でしょうか、十人ほどのスーツ姿の男性が傍聴されていました。私も、次の質問者も特別に傍聴をお願いした訳ではありませんでした。部長は私に答えている筈なのですが、いつもと異なる傍聴者に驚いているらしく、私と視線が合いません。傍聴者を一人一人確認するように見渡しながら、答弁していました。「集団接種会場でのアナフィラキシー患者の救護が『マニアル通りに行われているか』医師会に問い合わせる。『マニュアル通り行われるように』指示するとの答弁でした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナワクチン集団接種会場での死亡事故について青梅市議会で一般質問します

2022-11-27 15:11:00 | 医療
 13日に市内の新型コロナワクチン接種会場で、接種後の経過観察中の男性(70代)が死亡した事について、市議会で一般質問します。
質問日は、確定していませんが、12月6日火曜日の予定です。与党系会派から私の質問を妨害するための野次(不規則発言)も予想されます。傍聴いただけると、力になります。議会のインターネット配信と地元ケーブルテレビTCNの放送もあります。
 集団接種会場では、ワクチン接種後15分から30分間は看護師により経過観察がされて、アナフラキシーに対応するため医師が待機しています。今回の場合、その体制がしっかりと機能していたのでしょうか。毎日新聞によれば、アドレナリン注射は行われていないとのことですが、市からの報告書には記載されていませんでした。青梅市は解剖の結果、アナフィラキシーの可能性は低いとしていますが、その根拠は何でしょうか。既往症があったとありますが、どのような病気かは示されていません。既往症があったにしろ、主治医の許可で接種を行ったはずです。
 まだまだ、新型コロナ感染症は終息の気配がありません。ワクチン接種による免疫は概ね半年で消失する、追加接種が必要であると、言われています。接種は義務でなく、個人の判断です。ワクチンを受けるかどうかを個人が判断をする際、接種の実施主体である地元行政との信頼関係がしっかりとしていて、住民が納得できるような説明がされているかどうかが重要な点であると思います。もちろん、亡くなられた方と、ご家族のプライバシーは十分に守られると言う条件の上のことであるのは言うまでもありません。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナワクチン接種直後、経過観察中の心肺停止(青梅市)〜なぜアドレナリンが使われなかったのか〜

2022-11-21 21:03:00 | 医療
 11月13日、住友金属鉱山アリーナ青梅の新型コロナワクチン集団接種会場で、70代男性が接種の経過観察中に心肺停止となり、病院に救急搬送されましたが、死亡が確認されたと、18日に青梅市から発表がありました。
 ワクチン接種は、一種の異種タンパク質を身体に入れる行為なので、異種蛋白に対するアレルギー反応が起きる可能性があります。アナフィラキシーショックと呼ばれて、皮膚の赤い斑点や嘔吐を起こしたり、重症では血圧の急激な低下、呼吸困難、心停止が起き、命に危険を及ぼす可能性があります。ワクチン接種会場では、接種後、15分から30分は会場内に止まり、看護婦が経過観察を行う事が決まりとなっている、看護師により異常が発見された時は、直ぐに医師が治療に当たる決まりです。アナフィラキシーショックには、アドレナリンの筋肉注射が最も重要な医療処置です。アドレナリン注射をせずに、酸素吸入だけするのは危険です。
 新聞によれば、今回の死亡例では接種会場でアドレナリン注射は行われなかったとのことです。青梅市から市議会議議員に配布され情報提供の書類には、アドレナリン注射の有無は述べられていません。死体解剖の結果、「アナフィラキシーショックの可能性は低い」とありますが、アナフィラキシーショックは本来、臨床で診断すべきもので、死体解剖でアナフィラキシーショックを確定するのは、かなり難しい、と言われています。
 青梅市からの書類には「関係者の人権尊重、個人情報保護に御理解と御配慮をお願いします」とあります。人権尊重、を言うのなら、亡くなられた方のためにも、ご家族にとっても、また、市民全体のためにも科学に基づいた徹底した真相究明が望まれるのでないでしょうか。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街頭演説week @青梅

2022-10-28 12:08:20 | 医療







街宣week@青梅

青梅市は人口13万人、東京都の1番西の市です。旧市街の青梅駅、市役所のある東青梅駅、図書館、アリーナ、大型スーパーのある河辺駅、小作駅は羽村市に位置しますが、市の東側の住宅地や工業団地に通勤する人達の利用が多い駅です。
今週は、支援者のお力をお借りして、各駅で朝の通勤通学の市民に向けて街宣活動を行いました。「ぬのや新聞ダイジェスト版」として、A4のビラを配布致しました。月曜日の河辺駅は雨で残念でした。いつもは明るい河辺駅ですが、雨には敵いません。足速に傘を畳む人が殆どでした。水曜日の小作駅はペデストリアンデッキで行ったため、風が強くなって、寒い日でした。街宣をはじめたら、2名のお巡りさんが駆けつけて下さいました。お礼を言おうと思いましたが、終了する頃には、いなくなってすがたがみえなくなりました。どなたかが呼んでくださったようでした。特別、不穏な事はなかったのですが、、木曜日は元郵政労組のOBの方が駆けつけて下さいました。金曜日の青梅駅はお天気にも恵まれ、多くの方にビラを受け取っていただきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナワクチン模擬接種訓練

2021-04-25 19:44:09 | 医療

4月23日金曜13:00より青梅市議会の新型コロナウイルス対策特別委員会が開催されました。私も委員として参加しました。おもな議題は4月17日に行われた新型コロナワクチン模擬接種訓練の報告と質疑応答でした。

訓練は4月17日(土)14:00から河辺の総合体育館第一スポーツホールで行われました。医師会から10名、薬剤師会から40名、市高齢者クラブ連合会から29名、総合病院1名、佐川急便2名、市職員154名、その他6名計242名が参加しました。

当初の接種目標は1時間で100名でしたが、当日の訓練では1時間で61名でした。接種目標を達成できなかったことの一つはスタッフ数に比べて目標数の設定が高すぎたことがかんがえられます。そのほかに課題として受付処理、医師による予診、薬液の希釈,注射器への充填作業、接種済票交付などに時間を要しました。接種を受ける人は上着の脱ぎ着に手間どった人が多くいました。二の腕を出しやすいい服装で出かけましょう。

参加者の意見として、会場案内の表示をを分かりやすくしてほしい、荷物を多く場所が欲しい、でスタンスの取り方が不十分などの意見が出ました。

キャンセルがあった場合は会場の65歳以上のスタッフ、65歳以下のスタッフの順で接種する予定が立ててられています。会場にはタクシーが待機していて、帰路のタクシー利用は1000円まで自己負担、1000円を超える分から青梅市が負担することになりました。接種後に長時間歩いたりすると、アナフィラキシーの症状が出やすい、という報告もあるので、無理しないでタクシーを利用しましょう。

ワクチンは26日に一箱が青梅市に届けられ、5月3日には6箱届く予定です。青梅市の65歳以上の人は約4万人ですので、3%の高齢者が一度接種する分のワクチンが確保されていることになります。

今、立憲民主党都連では、ワクチンを小わけして接種会場まで運ぶ方法が議論されています。RNAワクチンは振動を与えると壊れて効果を失うので、人が手に持って運ぶか、4輪の乗用車で運ぶように計画を変更している区市町村が一般的です。私は特別委員会で指摘しましたが、担当責任者は理解していませんでした。今回のワクチン接種、初めてのことであるとは言え、政府の方針が定まらず、二転三転した結果、肝心の実施母体である市町村が正確に情報を把握できなくなってしまったと言えます。政府の責任が重いと言わざるを得ません。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする