1月20日土曜日、zoomで自治体議員の総会が開かれました。
泉健太代表の挨拶は、代表選挙は方向性の違いで戦う選挙でなく、「さあ。力を合わせて」4人が力を合わせて党を作るため、という位置づけであるとのことです。
今会の注目のイベントは、1時間に及ぶ小川淳也政調会長の情勢分析と予定された30分をオバーした各議員との対話でした。画面いっぱいに映し出された小川淳也の顔は、不揃いな眉毛の一本一本やシワや、血管の浮き出したところまで映し出され、迫力満点でした。以下、小川淳也政調会長の演説の内容です。私も質問しました。
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岸田政権は一見、謙虚、丁寧な印象がもたれているが、100日間のハネムーン期間も過ぎ、真価が問われる時期に入った。菅首相の残した公文書改ざん問題、赤城裁判を岸田首相がどう精算するか注目される。赤城裁判は一億円の賠償金を支払うことで、真実を明らかにしようとしない姿勢は問題である。
安倍、菅政権の負の遺産とも言うべき各種疑惑を精算する覚悟があるのか、累積した構造問題(人口減少問題、少子化問題、公共交通問題、気候変動問題など)解決できるのか。安倍、麻生の顔色を伺っているだけでないのか。「新しい資本主義」「新しいリアリズム外交」と単に形容詞にとどまって、具体的施策は未だに発表されていない。
これまでの子育て給付金、時短営業給付金、オミクロン株に対する水際対策についての岸田首相は一夜にして前言を覆す掌返しが続いた。一見柔軟に見えるが、自治体は朝令暮改に振り回された。既得権に囲まれた勢力に改革はできるか。我々は立ち位置を明確にして、ウイングを広げる必要がある。万年与党は健全でないし、万年野党も健全でない。7月10日に予定される参議院選挙に向けて、政策集を5月中に策定しなければならない。そのため、多くの人と対話して、意見を吸い上げる機会を持つ。
立憲民主党の立ち居位置とは庶民、勤労者で、その人達と不安・悩み・希望を共有することである。万年与党は健全でない、とともに万年野党も健全でない。マスコミに惑わされることなく、立ち位置をしっかり固めて、ウイングを広げていかなければいけない。
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その後行われた対話で、布谷も森林環境譲与税の交付基準について発言しました。人口割のため、都心部の区で多額で、広範囲の森林を擁する青梅市では少額で、矛盾を感じる旨を述べさせいただきました。小川政調会長からも賛同していただきました。「票に直接結びつかなくても、森林は単に木材の供給源としてでなく、森林の公共性に着目した政策を立憲としての作っていただきたい」と私が発言すると、小川政調会長は「票に結びつかなくても、国土の保全は真剣に考えていかなければいけません」と高らかに笑ってお答えになられました。