私が市議会議員を目指したきっかけは、10年前に私自身が脳梗塞を起こした時、市立病院総合病院で、脳卒中学会で有効性が認められている治療を何一つ受けることができなかったことで、この問題を解決するためでした。もう一つ気になっていたことは、2015年に中学1年生がいじめを受けていたことを気に病んで、橋から投身自殺したことでした。初めて立候補した2019年、また、同じ地区で、いじめに苦しむ小学生が出た言う噂が広まっているという情報が知り合いから入って、なぜ???という気持ちを強くしていました。
市議会議員となって、いじめに関係する情報量も増え、また、市議会議員だから、ということで、ご家族のことなどをお話に見える方もいらっしゃいました。気が付いたことの一つは、「深刻ないじめの被害者は障害、発達障害などの方が殆だ」ということでした。もちろん例外もいらっしゃいました。このことで、ネット検索すると、障害のないお子さんに比べ、障害をお持ちのお子さんは、いじめの被害者としての経験が多いという調査結果が複数見つかりました。
最近、小児精神疾患が増えていると言われていますが、いじめや虐待に会ったお子さんが、鬱病やなどの精神疾患を発症することが多いそうです。日本では、10代の子供の死因の第一位は自殺です。
発達障害などのお子さんを早期に発見して、適切な支援を行うことは、発達障害の弊害を緩和して、小児精神疾患を防ぐ事ができる、と言われています。このような情報が、一般に広まりつつある現在、特別支援教育の人気が高まっています。
所が、いじめの被害をうけたお子さんの親御さんは、特別支援教育に対して、旧態然とした特殊学級の考え方を持っていらっしゃいます。多くの場合、年長のご家族の考え方、小児発達に関する専門知識のない小児科医の意見に振り回されて、早期支援を拒んだ結果、適切な支援を受ける事が出来なかった方でした。
小学校に入学する前から、発達障害等に対する適切な支援、養育の指導を行うことで、二次的な精神疾患を未然に防ぐべきです。
6月下旬に入り、教育委員会が臨床心理士を採用しました。相談業務と、職員の指導という事です。大いに期待するところです。
乳幼児検診の段階で、発達障害など早期に発見し、適切な指導を行なって欲しいところですが、青梅市の乳幼児健診は保健師に委ねられています。日本で、発達障害について、言われ出さそたのは、10年前くら位前の事で、専門家は多くいません。保健師等に、発達障害の知識、対処法を学んで、健診などで役立て欲しい、と思います。