青梅市議会議員 ぬのや和代のページ

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安定ヨウ素剤の備蓄

2024-09-29 18:33:00 | 原発問題
9月議会で一般質問しました。
①文化複合施設について②青梅地域公共交通計画に高齢者支援の視点を。③独居高齢者、認知症の在宅介護、老老介護の現場でGPSは有効に活用されているか。④子どもの遊ぶ場整備について⑤災害時の避難場所利用と備蓄品としてのヨウ素剤について。

どれも大切なテーマですが、私は、7月に立憲民主党本部にour planet TV代表の白石草さんをお招きして、福島の子どもの甲状腺癌について勉強した内容が余りにも衝撃的で、あれ以来、頭から離れない状態だ。白石さんたちは、福島の子供の甲状腺癌を取材して来て、福島県から出されたデーターや専門家会議の議事録をそのまま会のweb siteに載せ続けいる。

13年前の3月11日に起きた東日本地震で福島第一原発が津波の被害に会い、水蒸気爆発を起こし、放射性物質が、福島県のみならず周辺や東北、関東地方にまで飛び散った。

チェルノブイリ原発事故では、周辺で小児甲状腺癌が多数発生したので、福島でも同じことが起きるのでないか、と心配された。そこで、福島県は県を二分して、全ての子どもたちが2年に一度甲状腺のエコー検査うけるようにした。

今、第5巡が完了し、甲状腺癌の子ども300人に見られた。小児甲状腺癌は珍しい癌で100万人に1〜2人の発症率であると、いわれている。それが、人口170万人の福島県で三百人も見つかった。そしてこのことは殆ど報道されていない。福島の原発事故の時は、東京でも、異常な放射線濃度が測定され、子どもたちに安定ヨウ素の投与の必要性を訴える専門家もいた。

放射性ヨウ素131は直接、あるいわ食べ物を汚染して、体内に取り込まれる。その時、身体がヨウ素で満ちた状態では、ヨウ素を取り込まない特性がある。それを利用した予防法である。

マスメディアによる報道がない今、微力ながら、口から口にこのことを伝えることが、私たちに課せらているように思えた。

折しも、今年末までに新しいエネルギー基本計画が出されることになっていて、政府は原子力を二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーとして、進めようとしている。原発再稼働の準備が着々と進められている中、少しでも多くの人に知っでもらう必要がある。

今回、画像、音響関係が更新され、初めての議会で、議員の持ち時間を示す表示が出ないこともあり、途中から私は焦ってしまい、4項目目の「子どもの遊び場の整備」を割愛した不手際はありましたが、原発関係の新しい事実を少しだけ広めることができました。

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グリーンスローモビリティ実証実験@河辺

2024-09-29 17:59:35 | 原発問題




河辺町の歯医者さんに行って、北口のバス停で青梅駅行きのバスを待っていたら、元気いっぱいのお姉様に声を掛けていただきました。

「河辺下に住んでいるので、自治会館まで歩いて、グリスロ(gsm)に乗ってきたのよ。揺れて怖い、と言う人もいるけど、私は平気よ。あの程度のスピードなら、大丈夫ですよ」

折からの雨で、髪はかなり濡れていらっしゃいますが、お声は軽やかで、お話が続きます。
「羽村はちゃんとしたバスが走っていて、乗り換えもスムーズなのよ。ちゃんとした車両でなくて、騙されているような気がしないでもないけど、、、ないよりはマシ」とのご感想をお話しくださいました。

6月から9月の真夏日には運行は難しいです。
市役所の担当課によれば、「乗客の方は、10分間前後の短時間なので、問題無い、とは思いますが、問題は運転手さんです。真夏日のgsm運転業務は身体が大変なんじゃないでしょうか」
「gsmは持続可能性(季節に関わらず運行できるか)が課題です」とのお話でした。

先日、東青梅からタクシーに乗りました。運転手さんに「周辺の市では、コミバスやデマンドバスが走っているのに、なんで青梅はgsmなんですか?」と問いかけられ、返答に窮してしまいました。全く同感だ、とおもいました。

https://www.city.ome.tokyo.jp/soshiki/75/70718.html
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「ALPS処理水」という言葉は市民を思考停止させる目的で作為的に使われていないか?

2023-08-15 22:47:11 | 原発問題

NHKテレビで、ALPS処理水海洋放出について短い番組を放送していました。友人にALPSって、何なのでしょう、と聞かれて即座に答えることができず、検索して、更に高校生の時の化学の授業を思い出して、理解するのにかなりの時間を要しました。そして、ALPS処理水という言葉を使う東京電力と経済産業省に一種作為的なものを感じました。

①経済産業省のサイトでは「『ALPS』とはAdvanced Liquid Processing System の略で、様々な放射性物質を取り除いて浄化する「多核種除去設備」のことです」とあります。Advanced Liquid Processing Systemを逐語訳すると、「高度な液体処理システム」ということで、多核種という英語は一切含まれていません多核種の英語はmulti-nuclidです。

②「多核種」とは「放射性元素」とほぼ同じ意味で、「放射性元素」の方が一般に馴染みがあります。なぜ、「放射性元素」という言葉を使わなかったか。それは馴染みのない専門用語を出して、人々の思考回路を停止させようという心理作戦ではないでしょうか。「放射性元素」は、陽子の他に中性子もっていて、中性子を放射能として放出しています。つまり「多核種」とは放射性元素の構造に着目した呼称です。

言葉遊びはこの辺で、やめて、ALPS処理水とは何か考えてみましょう。経済産業省のサイトでは「トリチウムや炭素14を除く62種類の放射性物質を国の排出基準以下まで浄化処理した水のこと」とあります。

 

市民のためのがん治療の会のウェブサイトに北海道がんセンター名誉院長西尾正道先生が「雑感2ー汚染処理水の海洋放出は殺人行為!」という記事を書いていらっしゃいます。トリチウム致死量は1mgで、カナダでは軽水炉周辺にトリチウムによる小児白血病、ダウン症児の増加の原因になっていると言われています。

2002年、ノベール物理学賞を受賞した小柴昌俊氏はトリチウムの危険性を警告しています。 

また、トリチウムは分離できないように東電は言っていますが、実際はロシア、米国でで分離技術が開発されています。

テレビの、ALPS処理水の海洋放出の安全性を理解できない人が問題だと言わんばかりの番組構成は甚だ遺憾であると言わざるを得ません。

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「原子力市民委員会 連続学習会 〜老朽原発の危険性、原発はなぜ脆くなる?〜

2022-12-21 15:01:00 | 原発問題
 12月19日に行われた原子力市民会議のウェビナなー参加しました。
全国の原発で唯一、運転開始から40年を迎える福井県の美浜原発3号機を大阪地方裁判所に、運転停止を求めている市民グループのメンバーと裁判に関わって来た学識経験者、二人の若い研究者の方の4名のゲストで、座談会形式で、学習会が行われました。裁判は、棄却されてしまいましたが、政府がこれまで、40年が寿命とされて来た原発を60年に延長しようとしている今、裁判で経験されたことは、たいへん貴重なものです。
 原子炉は中性子を浴びると脆くなります。その脆弱化の検査が大変いい加減な物であることを、美浜原発停止訴訟で、よく分かったそうです。
 美浜原発は活断層の上に建てられているにも関わらず、地震のリスクを何重にも過小評価していることで、原発事故のリスクは大変高いものとなっってしまっています。
 またこれまで使われている原子力規制委員会の評価方法が1999年以前の古いものなので、福島原発事故の教訓さえ加味されていません。原発は古いものは古い考え方で設計されて、耐用年数40年を過ぎて危険だし、新しい原発はコスト削減を主眼に設計されているので、どちらも安全性から言うと問題があります。元々設計の段階で、耐久性を40年に設定して、材料を選定しているので、交換出来ない部品も多いので、大変危険な訳です。
 今回、原発の安全性の評価が原子力規制庁から経済産業庁に移り、使用政策庁に移行したわけですが、そのことも安全性評価の点で、大きな問題であると言ます。
 我が家では、昨年の冬、17年使用したガス給湯器が突然動かなくなり、ひやっとしました。給湯器は10年の保証期限で、10年目に交換を勧められていましたが、その時は全く異常がなく、交換しませんでした。昨年の秋くらいから、時々、スイッチを入れてもお湯が溜まっていず、スイッチを何度か入れ直したりして、騙し騙し使っていました。そして昨年末、突然全く動かなくなりました。原発と我が家のガス給湯器、比較するのもおかしいかもしれませんが、給湯器が動かなくなっても、一晩お風呂に入れなかっただけで、運よく翌日には新しい給湯器と交換できましたが、原発はそうはいきません。今も解決と言うには程遠い福島の現状を考えると、ぞおっとしました。

コメント (3)
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