今日もいわき市に居ます。
福島から家族と自主避難した若者の話が聞けました。想像以上に自主避難は難しいことらしいです。
家族、親族に高齢者がいると、介護などの関係から、簡単なことでないようです。そこが大丈夫でも、残る人たちを置き去りにして、自分たち家族だけ、安全な所に避難することに後ろめたさを感じたり、実際に非難されたこともあるそうです。
高濃度の放射線を被爆した事で、健康に不安がある上に、事故を境に原発安全神話が崩壊し、何を信じて良いか、分からなくなったことなど、そういう中で、真実を探し、自分の考えを確立させる、ことの難しさ。特別な事がなくても、悩み多き青春に、重たい荷物を背負わされて、悩む姿があります。
多くの自主避難の方は、福島から住民票を移さないため、病気になっても、保険証が手元にないため、治療が遅れて、癌が手遅れになった人もいるそうです。
福島の災害居住区域は、実際には安全というレベルまで、放射線量が下がっていないため、自主避難をせざるを得ない現実を政府はどの様に考えているのだろうか。