青梅市議会議員 ぬのや和代のページ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

介護の日 フォーラム 「大ピンチ! 介護保険」

2022-10-31 17:43:00 | 介護保険
  介護保険は3年に一度改定(改悪)されます。2023年の改定案は介護1、介護2を介護保険からはずして、市町村の総合事業に入れ、ケアマネジャー費用を利用者負担にしようとするもので、過去最悪の改定と言われています。アビリティ助け合いNPO.ACTが中心になって、行なわれたパネルディスカッションにzoom参加しました。
 第一部では、現場で介護士として働く人が、お話しして下さいました。
今回、政府は介護の基本料金は据え置いて、加算を加えようとしていますが、加算は介護士の立場からして、記入の手間が掛かり仕事内容が複雑化するため、労働条件の悪化に繋がりかねないようです。
 ①  入浴加算と言っているが、在宅では入浴加算の時間をとると、浴室掃除の時間がなくなってしまう。小さな施設では、水道料金、燃料費が嵩み経営を圧迫しかねない。
 ②通院加算は、医師からの指示を聞く時間は加算の対象となるが、診察室の外で待っている時間は通院加算のお対象とならない。分単位で待ち時間と医師の話を聞く時間を分けて記録するのは精神的な疲れが増す。

など現場で働く介護士さんの声がきけました。

第二部は、政治家のゲストの話と、現場の方とで、討論が行われました。
 ①政府は介護1、介護2を市町村の総合事業に組み込むことで、介護事業者に払う利用料金を低料金化することを目論んでいる。

 ②ケアマネジャーの仕事はソーシャルワークの仕事だから、料金を徴収するのは間違っている。利用が必要な方の利用控えを招きかねない。 

 ③2020年に介護認定にコンプーターが導入されてから、認定のありかたに市町村の格差が生じた。

 ④市町村が利用者に時間を要することを理由に不服申立てをさせないよう指導しているが、これは市町村が、不服申立ての数を減らして、都道府県にいい顔をするための算段で、従う必要はない。

 ⑤現状、介護保険は国費1/4、都道府県に1/8、市町村1/8、で1/2を公費負担となっているが、国費を全体の1/2にまで引き上げてるべきである。

 ⑥そのための財源は法人税を安倍政権の前の状態まで戻すこと、所得1億円以上の方の所得税率を15%まで上げて、住民税を20%まで上げてることで、賄う事ができる。

など、介護保険が登場して、介護の現場が家庭から施設に介護が移ったわけであるが、今また、介護は家庭に戻されようとしている。だからそ、家族への支援がもっと充実しならないでしょう。

以上。





 




コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街頭演説week @青梅

2022-10-28 12:08:20 | 医療







街宣week@青梅

青梅市は人口13万人、東京都の1番西の市です。旧市街の青梅駅、市役所のある東青梅駅、図書館、アリーナ、大型スーパーのある河辺駅、小作駅は羽村市に位置しますが、市の東側の住宅地や工業団地に通勤する人達の利用が多い駅です。
今週は、支援者のお力をお借りして、各駅で朝の通勤通学の市民に向けて街宣活動を行いました。「ぬのや新聞ダイジェスト版」として、A4のビラを配布致しました。月曜日の河辺駅は雨で残念でした。いつもは明るい河辺駅ですが、雨には敵いません。足速に傘を畳む人が殆どでした。水曜日の小作駅はペデストリアンデッキで行ったため、風が強くなって、寒い日でした。街宣をはじめたら、2名のお巡りさんが駆けつけて下さいました。お礼を言おうと思いましたが、終了する頃には、いなくなってすがたがみえなくなりました。どなたかが呼んでくださったようでした。特別、不穏な事はなかったのですが、、木曜日は元郵政労組のOBの方が駆けつけて下さいました。金曜日の青梅駅はお天気にも恵まれ、多くの方にビラを受け取っていただきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都立高校受験が大変なことに!   ~英語スピーキングテストは都立高校入試に使っちゃ駄目〜

2022-10-23 17:13:00 | 教育
 来年2023年2月22日に予定されている都立高校入試は、1点を争う入学試験にも関わらず、不明瞭、不適切、不公平な仕組みが、明るみに出て来た英語スピーキングテスト(ESATーJ)の得点を入学試験に加算するという東京都教育委員会の方針に対して、保護者や教育関係者から反対の意見が出され、大きな社会問題となって来ています。
昨日(10月22日)立憲民主党竹井よう子都議会議員と、「入試改革を考える会」の武蔵大学 大内宏和教授のお二人から、この問題に関して、報告・解説を伺う機会を得ましたので、此処に情報を共有致します。

  ESAT-Jを都立高校入学試験に加点することの問題点について
①ESATーjは11月27日(予備日12月18日)に実施する予定で、都立高校入試は2月22日と間隔が開き過ぎているのはおかしい。
②タブレットを使いに回答を録音し、更にほかの人がタブレットを使うと言う使い回しは、不正、削除など不慮の事故の原因となる可能性が有る。
③公立中学の生徒は全員受験が義務で、国立大学、私立の中学生は受験の義務がないのは不公平である。
④録音された回答は、(株)ベネッセを通して、フィリイピンで採点される事になっているが、採点者の属性、資格について明確な説明がされていない。採点基準も示されていない。
⑤受験生8万人を一律の基準で採点すること自体無理がある。
⑥病気などの理由で、ESATを受験できなかった受験生推計点を加算される。不確実な推計点が合否を決めることに成りかねない。
⑦得点について開示請求に応じる、との事であるが、採点基準が示されない中、得点を開示されても意味がない。


 都議会にはESATーJを入試に取りいれないよう請願が出されています。都議会立憲民主党では、ESATーJを都立高校の入試に使わないようにする条例案を提出しましたが、自民党、公明党、都民ファーストの会に否決されました。10月13日、「スピーキングテストの活用の中止を求める都議会超党派議員連盟」が設立されました。議員連盟には立憲民主党、共産党、グリーンな東京、生活者ネットの4会派に都民ファーストの条例案に賛成して除名処分を受けた3名の議員と採決に加わらなかった2名の議員も加わっています。

 日本語は世界の言語の中で、最も特殊性の高い言語の一つと言われていて、日本人の英語など他言語の習得の上の壁となっています。必要性が高い英語の聞く力、話す力のレベル向上の必要性は多くの分野から叫ばれています。だからこそ、その能力の判定等は公正・公平であるべきです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする