「あの時、るっちゃんを産んで良かったね~~」
亡くなった実家の母の友達の言葉です。
私は子供の頃、何度かこの言葉を聞いた事があります。
その度、私は(私でも生まれて来て良かったんだ!)ってホッとした事を覚えています。
母は私が生まれる前、何度か流産して今回もどこの病院に行っても今回も無理!と言われ諦めていたそうです。
ところが北大に行った時、その先生だけ「大丈夫!」と言ってくれ、私は北大で産まれたそうです。
老後母は糖尿病や心臓が悪かったりで「大野病院」という病院にお世話になっていました。とても暖かい先生が担当でした。
母は小規模多機能が付いた住まいにいました。そこから何度も大野病院に行ってました。部屋で亡くなり、救急車でなぜか大野病院には行かず、北大に行きました。
私への連絡は「北大に行きましたが・・・」との事。
何故北大なのだろう?
その時私は日高の浦河にいました。母が心配で道外の旅行は控えていましたが久しぶりに日高の浦河に行っていました。
数時間後、北大で私は亡くなった母と会いました。
何故北大なのだろう?
亡くなってからもず~~っと考えていましたが世の中出来湧く事にはいろいろ理由があるよな~~と常々思っていました。
そういえば私と母が地球で初めて会ったのは「北大」だ!
そして最後の別れも「北大」だった。
今日はその母の誕生日です。元気なら94歳。
ある年の母の誕生日、私は嫁入りの時、作ってもらった色留袖を着て写真屋さんで写真を撮り、それをプレゼントした事があります。懐かしいです。