最後の一葉

にゃんがクーラーの室外機に乗ってベランダの手すりに手を伸ばしたので「アッ、上がっちゃだめよ」とばーちゃん声をかける。
「にゃん（わかってるわよ）と振り向きもせずお返事。
首を伸ばしてふんふん空気のにおいをかいでいたにゃ。
それをやったら雨になる？にゃんの天気予報＾＾

お外に目をやると遠くのマンションの壁に、この夏はびこってしまった蔦がわっさり這い登っていて、さわさわ揺れ始めている。
変な風が吹いてきた。ばーちゃん慌ててお洗濯取り込み。

「にゃんもおうちに入りなさい」

ばーちゃん、なんとなくオーヘンリーの短編を思い出しちゃったって。（あれはおおあらしだったんじゃない？＾＾）

夢の話

最近ばーちゃん夢の話をよくしてくれる。
荒唐無稽すぎて、人には話せないんだって＾＾

今朝の話は、すっかり晴れた真夜中のお空を見ていたら、お月様が白い煙はいて、緑色くなってぐるぐる動き回り始めたんだって。
月は内部に熱を貯めているわけなくて、噴火も爆発もするわけないのに不思議だなーって、でも、すごくきれいでうっとり見ていたんだって。

ベテルギウスの超新星爆発を見たい願望があるばーちゃんは
「死ぬまでに見たいんだけど、別の形で別の世界を見せてもらったのかもね。でもきれいだった。夢をビデオでとる技術ないから残念ね。」

どこまでもノー天気な夢見るばーちゃん＾＾。