そぼ降る雨の中、お車は目的地へ到着。
ひときわ小さな道の駅なんだけど、新鮮なお野菜がいっぱいってことで、さっそくおかーさんはお野菜売り場、ばーちゃんはお花を探しに。
おねーさんのバッグの上には緊張した黄色の姿^^。
「にゃん、黄色ちゃん見てあげてね。」
モチのロンにゃ^^
飛べるようになった黄色を誘ってお店の奥に行くと、小さなビニール袋にお水を入れた袋が並んでおり、赤くってひらひらしたお魚が泳いでたにゃ@@
『ちょっと待っててね。動いちゃだめね』
黄色にそう言ってばーちゃん探しに。
小さな道の駅なのですぐにばーちゃんミッケ^^。
「ねえばーちゃん、ちょっと来て」
「なに?」
「ひらひら泳いでいるお魚がきれいなの。黄色と一緒に見てるんだけど、あれは何かなって」
ばーちゃんがお魚の所にやって来て
「ああ、これは金魚さん。こっちのひらひらが《りゅうきん》あっちのぷくりんが《ランチュウ》すっきりさっぱりの赤いのは《和金》って書いてある。おいたしないで見ているのよ^^」
ばーちゃんの助言は間に合わなかったにゃ><^^。
『ねえねえ、うちの水槽じゃないからあんまり金魚を脅かしちゃダメにゃ。
ほら、あちこちの袋の中が急にバタバタ始まっちゃったにゃ。黄色ちゃんがお手々入れたせいだよ、お手々を抜いて!』
ばーちゃんが行っちゃったとたん、黄色が金魚の袋にお手々突っ込んでかき回しちゃったのにゃ😞
そういえば、むかーし、にゃんも黄色も二人とも生きていたころ、オジーちゃんがお世話していた、金魚もフナもドジョウもタニシもいる大きな水槽の蓋に昇って、自分の足場の蓋をずらしてお魚取ろうとして、水槽にどっぼ~~んってしたことあるにゃ。へへへ。
にゃんのことばで黄色はしぶしぶお手々を抜いたけど、全然ぬれてなくっておいたの痕跡《0・ぜろ・ゼ~ロ🎵》にゃはは^^。
そうこうしているうちに、お買い物済ませたおかーさん、お花を二たば買ったばーちゃん。見て回っていたおとーさんもおねーさんもすっかり満足そうにお店を出たら・・・
おそとはいつの間にかどっしゃぶりの大雨!。
皆フードをかぶってお車まで一目散^^。
雨に濡れた人間様は、お車の中でコートを拭いたりお顔をぬぐったり^^。
にゃんと黄色は濡れてもお車に入ればさっぱりこん。
きょとんとしている黄色に
『にゃんたちは、雨でぬれてもお水にオッこってもお風呂に入っても、出れば全然濡れてないの。べんりでしょ?^^。
さっきのおイタの時もそうでしょ?。それにいっくら食べても減らないし、お腹も壊さないにゃ。
だんだん覚えてくると、いいこといっぱいみっかるからにゃ。背後霊はいいもんにゃ(^^♪』
そんなこと言いながら無口な黄色ちゃんを励ましていたけれど、走り出したお車の窓がざんざん雨でびっしょびしょ><。お外は見えず><。
あれ!もしかして、黄色は強烈な雨男@@?!!
にゃんの疑問に答える前に、黄色ちゃんはおねーさんのお膝でぐっすり幸せそうな寝顔でねんねしちゃってたにゃ^^。
前のお席で絶え間なくおしゃべりしているおかーさんの声を聴きながら、にゃんも知らぬ間に幸せな夢の世界へ(*^-^*)。
終わり。