5月2回目の登山は、まだ残雪期の景色を惜しむように..
@日本海、浜益10名山の「群別岳(1,376m)」に登って来ました
群別岳最後の登り-中央に黄金山(739m)、右に幌天狗(1,222m)を背に-
朝が明けるのが早い。
一日の始まりが早い。
晴れた日は目覚めも早い。
一年を通して最も快適な山登りシーズン真っただ中の北海道から今週もお伝えします
サラリーマンにとって未経験の10連休が過ぎ、一部の人はオジサンでも5月病の疑いがあります(本人)。
若い人にとっては、救いの週末(GWから立ち直るための週末)のこの日曜日はお陰様でオジサンにとっても“やすらぎの刻「道」”であります
朝飯を摂らずに4:30には自宅を出発
快適に石狩青山地区を抜け、2時間とかからずに群別川沿いの林道に入りました。
何の情報も仕入れずにここまで走ってきましたが、林道は第2群別川橋を過ぎてからややしばらく走った地点(国道から4.3km)でゲートが閉鎖されていました。
ここから群青橋を越えたあたりまで凡そプラス2km(往復4km)はアルバイトをする覚悟で駐車スペースに車を止めました
■6:30 登山開始 駐車スペース (標高160m地点)
ま~林道の様子もお伝えしておきましょう。
群別川の水は澄んでいてマイナイオンいっぱいです。
閉鎖されたゲートを過ぎると、やはり部分的にToshiの車両では厳しいと予想される悪路が所々出てきます。
砂防ダム脇の崩壊路をみれば閉鎖は納得
林道はいつしか山道と化し、車両は通れないけど大八車(古い)は通れるような道を進む・・
ゲートから4.2km歩いて
ここからも山道という趣の道..だけど、ま~、もう雪のない作業道を行くわけです
雪解けで、元気一杯の笹が煩い作業道は、間もなく第一渡渉点で雪の状況を確認
想像通り、かな~り少ない残雪でも、雪が無いわけではない
そうそう、解説の必要もないですが、浜益10名山のほとんどが夏山登山道がなく、Toshi命名の「ドングリ山道」にも通じていない群別岳も雪渓が切れたら登山はアウトです。
アウトでなくて良かったよぉ~目指す中央の群別岳が待ち構えているぅぅ~
Amigoさんと登った2013年6月の登山の方がまだ雪が多く残っていて奥徳富岳を経由できたけど、今日は無理でしょう(行かないけど)
雪の残り方を観ると、ハイ松に阻まれてとても稜線を歩ける状況とは思えません
せっかくなので群別岳の雄姿をアップで(頂上は後ろです)
この時間に眺められる雲は、もう直無くなるイメージで登っています。
少しのアップダウンを繰り返して群別川源頭の1つ北の谷に向かう
その谷がこれだ(夏にはあの滝も枯れるんだろう)
そして、この谷の左岸を凡そ標高差400m登るのが一番の醍醐味だっ
写真では伝わらない斜度の登りにToshiもヒィーヒィーであります
ここまで来るとあと少しだぁ~(右の突端が標高1,079m)
標高1,079mの肩の次は、頂上直下の偽ピーク(標高1,240m)を右に巻く
まだまだ元気だと思っていたら、僅か30m程度だけどダケカンバ林の下が腐れていてスボズボだっ
スボッズボッの次は最大の難所東斜面のトラバースを慎重に登らねばっ
詰めるとここに出るのだっ(頂上までは後20分か)
この辺りで振り向く下界の景色を挿入しないと辛いだけで報われないっ
まず、頂上直下で望める浜益岳から雄冬山の展望を
あすこまで登ればとぉ~ちゃこだぁ~
というわけで、頂上に近づくにつれ北の方から雲が散って来ましたよ
■10:20 頂上(こがね山岳会さんありがとう)
奥徳富岳から日本海、浜益の海岸にかけての展望
奥徳富岳(尾白利加岳)はやはりアップでしょうね
奥徳富岳の後ろには知来岳(988m)~大滝山(1,038m)が連なって(滑ったら下まで転がるでぇ~)
■10:50 下山
お陰様で頂上は無風、陽もあたっていて快適に昼食を済ませることができたのは幸せです。
気分よく、下山の景色もいつもより多めにアップすることにしましょうね~
群別川の源頭はこの直下で、“ミニスキー”で滑るのにはちょと不安
そうそう、このコルから下の斜度がかなり急でキツイ
滑落危険個所(ま、雪は安定しています)
もういっぺん振り向くと頂上も青空の下だあ~
幌天狗の南東斜面はところどころ雪崩てます春だから
この辺りからは快適な下り・・登りの辛さもすっかり忘れています
あ~BCが名残惜しぃぃ~まだまだ滑れるしぃ~
滝は1つでなくて2つあるんだわよくみると・・
登りのときは雲が多かったけどこの時刻は・・(快晴)
最後の渡渉地点まで..ヤレヤレ
林道の危なっかしい場所(SUV車限定?)
青葉が若々しい・・群別川の清流と
■12:45 登山口 駐車スペース
■総距離19.6km
下山後、浜益温泉に浸かって浜益10名山に思いを馳せていました。
春しか登れないということなので、そのうちまだ幌内山と濃昼岳は未踏です。
夏山登山道が無い山は当然ながら標高が低い山からクローズされていくので、その二座へは早くても来春
楽しみにしています
今日はこれからノーザンホースパークマラソンを走った鈍亀のお二人にAkkiさんを加え4人で飲み会です(でした)
歳をとると、健康第一といいながら、皆さん人より負けず嫌いで、それとビールが登山とマラソンの原動力であることを再確認しました。
Toshiさんもまだまだ頑張らないとね~
では、また来週
写真、「奥徳富岳の左に見えるのは知来岳・・・」、それは『南暑寒岳』から『大滝山』への稜線だから。
その場面で標高の低い『知来岳』は『奥徳富岳』の陰に隠れていて目視できない。
隠れてはいないでしょう。
https://blog.goo.ne.jp/oborozuki89/e/2a2a9ef9edf1dc09792caa7339038c61