7月第二週の登山は、土曜の午前中、晴れる確率の高い「浦臼山(718m)」から
「樺戸山(890m)」を歩いてきました
隈根尻山(971m)を背に
[
7:40]樺戸山頂上
樺戸山や浦臼山は、浜益・増毛山地の東側に位置していて、
空知を流れる石狩川流域に形成される平野から西に仰ぎ見る景色が
素晴らしい、樺戸(かばと)山地と言われる連峰の中の主峰でありながら、
1,000mに満たない山塊であることで人気が薄いため、訪れる人が少ない
ちょっと残念な山です。
趣向を変えて
山アジサイの画像からスタート
残念も残念、、
樺戸山は、国土地理院の2万4千分の1の地図に山名が載っておらず、
標高だけ890mと記されているに過ぎない
お隣の隈根尻山とそんなに標高は変わらないし、途中の浦臼山(718m)
に比べても170mも高いのに・です。
イモムシ登場(⇒姿が美しいので)
しかし、我々もこの山には申し訳ない発言を度々しているので、
国土地理院や地元山岳会を攻めるわけにも行きません。
こんな表情が観られた今日は時間が早かったおかげ?[
5:40] 奥は十勝連峰
だって、
「今日は、天気予報が良くないから浦臼山でも登るか?」
「たまたま少し天気が良ければ樺戸山まで足を延ばすかな?」
なんて言っているわけで、、
二人とも、申し訳ない気分で東の山を撮影しています
広大さがなかなか伝えきれないパノラマ画像
(石狩川流域に数えきれないくらいの三日月湖が点在
)
雲海に浮かぶ夕張山地(←芦別岳 夕張岳→)
逆光の先にトムラウシ~十勝岳連峰
いやいや、こんなに素晴らしい景色が観られるとは・・・
記念写真を忘れるところでした[
5:40]浦臼山頂上
標高が高い山は、時間が経過するにつれ上空に雲を湛えてきますが・・
なんとも穏やかに続く縦走路
札幌側の山並みもこの時間まだくっきりで、中央「手稲山」の後ろの羊蹄山が確認できます。
ピンネシリ、待根山、そしてその後ろの暑寒別岳が美しい
増毛山地の主峰「暑寒別岳(1,491m)」(下山途中
)
中央に聳える(聳えてない
)樺戸山までの残り600mの縦走路
涼しい時間の縦走路で良かった[
7:40](可動式のプレートを持って
)
隈根尻山までの縦走路はやはり廃道を確認しました
(太いネマガリダケを刈るのはお金が係るのでね)
下山路も美しい笹原を行く
朝露が残る時刻はカッパの下を着用のこと
稜線の先の肥沃な大地(北空知の田園地帯)を眺めながらの下山
10時を過ぎて蝉が鳴く、夏らしい登山道へ・・
往復14.5km、累積標高1,100m稼いでおつりが貰えるコースです
樺戸(かばと)の名は、樺戸監獄、月形刑務所のイメージです。
網走監獄とならぶ北海道開拓史に残る囚人による過酷な労働が
想起されて、浦臼山から流れる川「集治監沢」といって、
囚人労働者の苦労がその名前からも伺いしることができます。
登山は晴れると、
100倍楽しい
羨ましい爽やかな空気ば感じるばい。
緑がキラキラしとるし、イモムシも美しかぁ〜。
九州は連日の蒸し暑さでたまりまっしぇん!
北海道の気候と取り替えっこしてほしかばい。
今回も楽しげな山行報告ありがとさん♪
次回もよろしゅう頼んどきまぁーーす。
夏の間だけ、北海道の釧路あたりで過ごす年配者が多いらしいです。
21℃ぐらいの気温で過ごすと、クーラー要らずで体が生き返るのだそうです。
そんなに暑いところで暮らしているということですね。
大九州の暑さも我々北海道民の想像を超えるところです。
山は一たび駆け上がると、標高100m上がるごとに0.6℃気温が下がるとと言われて
いますから、釧路と言わず札幌近郊の山であっても“涼しい”を実感していただける
山にご案内しますよ!
当然ながら「晴れて、涼しい」でなければ意味がないですよね('◇')ゞ