2023年、盛夏のみぎり
昨年、予報が急転し登りに行けなかった日本最北の百名山『利尻山(1,721m)』に登ってきました
レンズもくもり、背後はガスって何も見えないけど、二年越しの利尻山山頂の達成感は格別です
北海道は、東西南北どこに向かっていくにも時間が掛かりますが、
距離を走っても、そして時間が掛かっても毎年登りたい山、それが「利尻山」です。
利尻山の醍醐味は「登ってよし」「眺めてよし」というところであろうと思います。
眺めてよしというところでは、札幌から北へ向かうオロロンラインの走行途中
晴れていれば初山別辺りから、その海の先に僅かに姿を現し始め、
天塩にも近づくと、もうその雄姿を眼前に感じられる雄大さに変化していく道程が
何といっても素晴らしい
【7月22日(土)】
抜海へ向かう海岸線沿いの風車は近年増設されていて独自の景観を楽しませてくれる
思わず、
ハマナスのとげとげを搔きわけてでも海岸に出て、思いを明日登る利尻山に向けてみたくなるけれど
天塩を過ぎてしばらくは、その裾野を見せるにとどめる利尻島
ところが、どうでしょう
抜海に近づいたとき、上空を覆っていた厚い雲が抜けた瞬間、姿を現してくれた利尻富士です
明日もよろしくね~
と、ここまで前日の景観からアップするのは、
実は登山当日の山の景色が少ないからでした
ま、こんな紹介の仕方も良いでしょう
(利尻山ももう何度もご紹介しているので・・・)
連休初日、稚内でフルメンバー(4人)が揃ってハートランドフェリーに乗船後は、
益々天気が好転し、島に近づくにつれ利尻山の輪郭が鮮明になってきます。
OKazuさん、いかがですか
波しぶきの先に仰ぎ見る利尻山の姿は?
Motoさんのオニヤンマも本日の野営で活躍してくれるでしょう
Nagaさんと、船上から眺める独立峰の姿を背に
利尻島の玄関、
鴛泊港から野営場までの歩きは片道4km、暑くなってきた気温の中、荷物をひきずって行きます
ここまで眺められる登山前日の午後、申し分のない天気です
しかし、
野営場に着く頃にはけっこう汗だくの皆さん
そんな行程も、ビールで乾杯とMotoさん持参のもろキュウリのかぶりつきで報われます
ということで前置きの一泊目、一夜明けて曇天の登山当日へと続きます
【7月23日(日)】
登山当日は朝4:00の出発で
長官山までは頂上の姿を確認できない鴛泊コース六合目
八合目となる長官山の後ろにドーンと聳えているはずの利尻山、まったく見えず
出迎えてくれたエゾノイブキトラノオも霞んでいます
イワギキョウの先もなにもかもが、雨はないけどウェットな登山道
花だけが、よく来たねと労ってくれているような・・・
残念な頂上の佇まい
お社で手を合わせて、しばしの間、風をしのいだけど長居はできません
僅か30分程度滞在して、食事は下山途中の避難小屋としました
花だけをご紹介することになるとはね
それにしても、全部は上げられません
ここまで降りてきて、利尻島一周の遊覧も良いなと話したり・・
鴛泊港に到着するハートランドフェリー
また来る理由が出来ましたと前向きな皆さん
沓形行きのバスを待つ間に、利尻富士温泉の足湯で疲れをいやします
沓形キャンプ場の夕べすぐ横にあるバル「CHICO」で雲に隠れた利尻山を背にカンパーイ
天気が良ければ眺められる景色はこれだっ
【7月24日(月)】
沓形キャンプ場は素晴らしい 何がって、それはひ・み・つ
今年も3日間お世話になりました。
最終日は、未明から雨に降られて帰りのフェリーの運航も危ぶまれる
荒れた天気になりましたが、お約束の珍道中も加わって楽しい山旅でした。
岐路、抜海の海岸線ではバケツをひっくり返したような大雨も、天塩、
留萌と南下するにしたがって収まりました。
記憶に残る「利尻山2023」
来年は礼文をからめてまたやってこよう
お疲れ様です。
今回はご一緒できずに残念でした。
報告のように、登山当日を含めて3日間満足に晴れてくれるというのはそうとう難しいこと
なのかもしれません。
何度か訪れている「利尻島」ですが、今回は行のフェリーから望む利尻山の姿がこれほど良く
眺められたのは初めてで、毎回新たな発見があることは、「何度訪れても・・」と思える
利尻山山旅ツアーの良いところです。
来年は是非、礼文を含め、利尻山は鴛泊⇒沓形コースの登り下りをからめてご一緒しましょう。