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神聖なる靄

2023-03-17 16:12:41 | 妄想の世界
すべて高いところから見たい
すべてはじまりからもう一度見たい
今、この場所からやり直すために
大所高所から見直せば、無敵
ドローンの活躍は
私を鳥に替えた
雲海はいつも穏やか 
私の心を癒し包んでくれる

そして私に下界
さらに天上界をも見よう
行こうとする意欲を駆り立てくれる

面白くて
意味深い人生が待ってるぜ
あと少しの人生であっても

https://youtu.be/6Iwqr3HkfzQ

yatcha john s. 「神聖なる靄(もや)」

小松左京 復活の日

2023-03-17 04:35:21 | 妄想の世界
1964年オリンピック年に出版された小松左京の『復活の日』を思い出して

 最近、世界各国に散らばっています華僑が台湾移住に踏み切っているらしいです。
 ある社会批評家は、我が国の今回のパンデミックに対する対応を酷評して、「日本立場主義人民共和国」と呼んで、この状況下で全世界が過去のシステムをイノベイション的にガラッと変えているにもかかわらず、日本だけが依然として滞っているし、多くの人が遅くても5年のうちには前の時代に戻ると思っているらしいのです。
 この映画の見出し「世界は二度滅んだ!」という驚愕なタイトルは、今日的状況を生きる私たちにかえって必死に生き抜く希望を与えてくれているようです。

 地震予知学者・吉住役扮する草刈正雄は、人気がなくなった東京の姿を、潜水艦から茫然自失で観ます。失った妻子のイメージが心を締めつけます。
 新種のウィルス「MM-88」はマイナス10度を超えると、爆発的に増殖するウィルスである。

 リチャードソン大統領は、南極のパーマー基地を思い出し、南極にいる各国の観測隊が最後に残った人類であると告げ、「外出や侵入者を許さない」という最後の大統領令をだします。
 1982年秋、南極の863人を残して人類は滅ぶ。
 隊長の中西と吉住は、新たに発足した「南極政府」の会議へと急ぐ。その最中、立ち寄ったノルウェー基地で女性隊員のマリトを保護する。身籠っていたマリトは無事出産し、その子供を「日の出」(グリー)と名付た。
 ソ連の原潜が寄港の許可を求めてくるが、艦内に感染者がいたため、南極政府はこれを拒否。上陸を強行しようとしたソ連原潜を英国の原潜ネレイド号がこれを撃沈。ネレイド号には感染者がいないため、上陸が許可される。

 吉住は近いうちにワシントンD.C.近郊で巨大地震が発生すると予知。アメリカと遠く離れた南極とは無縁と思われてたが、自動報復装置が作動していた場合、自身を核攻撃と誤認してICBMが発射されるのです。アメリカ・ソ連はそれぞれの南極基地も照準しており、このままでは南極も核ミサイルによって滅びてしまう。

 報復装置を止めに行く任務を買って出た元米軍のカーター。吉住もついていくことになる。ワシントンまで。出発前、吉住とカーターは、ラトゥール博士が開発したMM-88のワクチンを接種。

 しかし時すでに遅し。地震で、自動報復装置を止められず、ミサイルは発射されてしまう。
 人類は二度目の滅びに至ってしまう。

 残った吉住はアメリカ大陸を南へ。南の果てに歩き続け、ひとつの集落へ辿り着く。そこは核ミサイルを逃れたマリト扮するオリヴィア・ハッセイ(計らずもジュリエットの音楽紹介に続き)やラトゥール博士たちとの劇的に再会。

 改めて小松左京の先見の明に驚かされます。

 次回、エンディングで流れるジャニス・イアンの「You are Love」の美しい調べを意訳してみようと思います。オリヴィア・ハッセイが、もしかして僕の帰りを祈っているかの幻想を抱かせております。

https://youtu.be/e2OVrQgA6x4

yatcha john s. 「小松左京 復活の日」


黒いオルフェ

2023-03-05 18:57:45 | 妄想の世界
 日本で1960年に公開になったフランス・ブラジル合作の映画『黒いオルフェ』。
 カーニバルを控えたリオ・デ・ジャネイロを訪れるユリディス。市電に乗った彼女は、運転手のオルフェと出会い、やがて2人は恋に落ちる。
 しかし、オルフェには嫉妬深い婚約者がおり、ユリディスとの関係を知られてしまう。そして忍びよる死神の影。リオのカーニバルの華やかさとは対照的に恐ろしさと不条理な運命にもて弄ばれる人間の生。

 若かった僕は、この二面性の世界を味わう度に、これらの挿入歌に酔いしれて今に至っております。
 監督は、マルセル・カミュ。勿論、「不条理哲学」を唱えたカミュとは別人ですが、何らかの必然を感じたものです。
 これは『ギリシア神話』からの転用ですが、日本の『古事記』にも全く同じ物語があります。天地開闢以来の冷酷なそして華麗なオルフェにみられるような褐色でなめらかな美しさの人生を日々味わっているわけです。

 

さて必然と偶然という運命の神とどう向き合っていったらいいか、思案し祈っていくことにいたしましょうか!

https://youtu.be/0EgNSXglWYU
https://youtu.be/mnInVmowNu8
https://youtu.be/g2jXa8OGoME

yatcha john s. 「黒いオルフェに魅せられて」

夕凪

2023-03-05 17:49:17 | 妄想の世界
夕凪

季節も過ぎても
ここを通り過ぎる

Blue Wind
潮騒にぶつかる

悲鳴あげる波頭

「水平線の向こうまでは行けなかったね」

君は笑顔のままで別れたね

二人「優しさ」を信じていたのに

風が吹きつけるほど
時が止まる


波間は 鴇色に染まり
君の面影巡るよ
季節が過ぎても

空がBlue Wave に飲み込まれ
たしか涙に濡れた眸

季節が教えてくれた
時が心に強く刺さり


いつしか海が陸と重なり
人気のないプールサイドに
いつしか夕凪が戻る

https://youtu.be/69iFskWKG28


原詞  佐々木清隆
意訳詞 yin yi




ヴェイパー・ウェーブ・サウンド

2023-03-02 18:20:05 | 妄想の世界
南国のエアポートの近くの市場の町に雨が降る

身に染み込んだ歌のリズムが心を震わす

路上のシャワーにそのまま行方をふさがれ
帰るところを失う

ふたたび空中を真っ白な水蒸気の波で満たす

悲しくも優しいラテン系のスピリットの薫りを遺して

僕の過去が何重にもこだまする

縦横無尽の色彩角度を切り取ったような蜃気楼が絡みつく

それはまるで懐かしいヴェイパー・ウェーブ・サウンドが何度でも

その名場面が繰り返されていくように

それはまるでずっと先に見えない明日までも
続いていきそう

それでも
いいよね

不透明な未来足の一歩も

今はまだ見えそうだからね

https://youtu.be/aOsZ_tV_1bo

yatcha john s. 「ヴェイパー・ウェーブ・サウンド」