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日本で1960年に公開になったフランス・ブラジル合作の映画『黒いオルフェ』。
カーニバルを控えたリオ・デ・ジャネイロを訪れるユリディス。市電に乗った彼女は、運転手のオルフェと出会い、やがて2人は恋に落ちる。
しかし、オルフェには嫉妬深い婚約者がおり、ユリディスとの関係を知られてしまう。そして忍びよる死神の影。リオのカーニバルの華やかさとは対照的に恐ろしさと不条理な運命にもて弄ばれる人間の生。
若かった僕は、この二面性の世界を味わう度に、これらの挿入歌に酔いしれて今に至っております。
監督は、マルセル・カミュ。勿論、「不条理哲学」を唱えたカミュとは別人ですが、何らかの必然を感じたものです。
これは『ギリシア神話』からの転用ですが、日本の『古事記』にも全く同じ物語があります。天地開闢以来の冷酷なそして華麗なオルフェにみられるような褐色でなめらかな美しさの人生を日々味わっているわけです。
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さて必然と偶然という運命の神とどう向き合っていったらいいか、思案し祈っていくことにいたしましょうか!
https://youtu.be/0EgNSXglWYU
https://youtu.be/mnInVmowNu8
https://youtu.be/g2jXa8OGoME
yatcha john s. 「黒いオルフェに魅せられて」
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