縁あって、ほぼ毎日、父のなくなった病院に来てる
亡くなる数日前、「おまえも相当ボンクラだよな」
「何でえ?」
「アハハハハ」
なんでZARDが好きだったか今になってやっと気がついた
たしかに似ていた
大学四年の夏休み
突然ある日、日傘の彼女が田舎の我が家に訪れた
母ちゃんは笑ってたけど、父ちゃんは転げ落ちた
その日以来 近所の伝説がまた復活した
「やっぱ、あそこのやっちゃんはかわってる」
学校でも人気の彼女、同じ部活に入ってきて
親切にしてはやったものの
東京山の手の生まれ、育ちじゃ
まったく世界が違う
卒業したとき、電話がかかってきて、「話があるんです」
約束の銀座の喫茶店で待ってたけれど
あとになってわかった
同級生の男と結婚したとさ
今になってわかった真実が
まだまだある
でもボンクラでもいいじゃないか、父ちゃんよ
yatcha john s. 「Oh !I remembered you 」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます