わたしはひかりの叡智
あまねく光をおこし
とどけます
かろやかになめらかに
あまねく草原に恵みの雫をたらし
あるときは夕陽になり
それらを紅(あか)に燃やします
生き物たちはわたしの指先のアロマに歓び
緑色に染め上げられ
潤いの風波にその鼻先を併せます
わたしのよろこびはそうやってあなたの回りの世界を美で囲み
埋めつくすことです
あるときは花葉にしのびより
露となって
再生の兆しを与え
涙にくれているものに麗しさを
悲しみに喘いでいるものに輝きを
どこまでも
惜しみ無く
与えるのが
わたしの願いなのです
https://youtu.be/p73qzWvFIeE
yatcha john s. 「 露の雫となって」(ヒルデガルデの詩の意訳)
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