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チェリーセージ

2023-11-07 20:59:47 | 花言葉
「季節外れのバスが一台...」
遅れて来たSNS利用者

もちろん僕のことだ
もちろんこれからもうなぎ登りに利用者は増加する

でも若い賢者のユーチューバーは叫んでる
「もちろん on line の社会は続く
でも真のビジネスは off line
on line はすでに行き詰まり
trend は off line に変わりつつある」

そう信じる僕は自信を取り戻し
優雅にもう一度80年代の J pop を口ずさむ
香りの谷を抜けて
刈られたコキアの丘を目指し駆けながら

セージの花言葉
尊敬
知恵
賢者
家族愛

セージの効用
浄化

と書いたところで fb友から届いた
「 the words of wisdom ですか?」
今日からはじまる今年の最後の季節の最大課題
そして続くであろう来年からも
自分のテーマは「浄化」

yatcha john s. 「チェリーセージ」


冷凍の星の地下温泉

2023-11-04 18:53:12 | イルミナ
92第2話冷凍の星の地下温泉
ミーターの大冒険 
第二部 
イルミナ 
第2話
冷凍の星の地下温泉
アルカディアが81歳で亡くなった。
 ハニスの直感とミーターの柔軟性のある論理思考が冴え渡る。「微細心理歴史学」、「極素輻射体」、「ロボット第零法則」の真実理解までも到達した。アルカディア家の全財産で、彼女の遺志を継ぐ3人組の一人のオリンサス・ダムは、銀河帝国辞書編纂図書館の改造の任務の完了直前に心臓病で他界した。そこに居合わせた第2ファウンデーション員のムン・イ・コンパーが図書館改造を完了させる。そしてファー・スター2世号も完成させた。
 しかし3人組の一人のジスカルド・ハニスは、国会議員になるものの、二期目で彼の党「銀河再生党」が大敗し、その党も政府のブラノとコデルらによって非合法化された。ハニスは再起を謀ってイフニア星で地下組織として活動し、コンパーと連絡をとりあっていくことになる。彼は、「無謬の直感力」の青年と「証古学」を極めているという青年、二人を探し出すことにまず専念する。
 いよいよミーターは完成されたファー・スター2世号に乗り込む。
 ミーターはファー・スター2世を一気に加速させ、ジャンプを繰り返し、目指す地球(アタカナ)に到達しようとしていた。
 ターミナスから発進したファー・スター2世号にはヴァーチャル・リアリティーの若い女の子が投影され、ミーターに親しく語りかけてきた。「ターミナス帝国辞書編纂図書館」そのものと自己紹介してきた。彼女は、その図書館の「イルミネーショナー」と自らを紹介する。
 が、突然の事故が勃発した。ミーターを乗せるファー・スター2世号がセーシェル星系の恒星ベテルギウスの超新星爆発によって大破し、ミーターも宇宙空間に放り出されたのだ。
 そこに、ガイア星から修理のためイオス星に向かっていたR・レオナルドが、ミーターを見つけ拾いあげる。ミーターは、そこで4年間、温泉に浸かり修理を受けることになる。
92
(全文 レオナルドからのガイア星の首領ドムへのハイパースペース通信)
「ドム君、君には他のガイア人にはない優れた面がみられる。でももう少し指導したかったが、十分指導できないままで、わたしが離れなければならなかったことを、わたしとしては残念に思っている。でも君はその任務を難なく完遂できると確信している。何よりガイアは故郷の星のニフの心、ベニサラであることを忘れないように。
 わたしは度重なる故障でこのように、ここ冷凍の星イオスに着かなければならなかった。ここで40年の故障の修復を受けることとなる。
 初めての修復になるのだが、第零グループのロボットの修復には温泉に浸かるということに驚いている。ロボットが古代のニフ人の風習によって蘇られるとは、何なのか?
 もうひとつ驚いていることがある。ある機械型ロボットを超希薄スペースで漂流中に発見した。彼の名前は『ミーター・マロウ』という。彼は翻訳・通訳ロボットであり、ほとんど機能不全の状態であった。彼をイオスに連れて行くこととした。彼は『アルカディア』と連呼している。ここに着いてから分かったことだが、この翻訳・通訳ロボットは、ターミナスのアルカディア・ダレルの家令ロボットらしい。
 もうひとつ君に頼みたいことがある。ガイアである家から双子の女の子が産まれる。その双子に注目して貰いたい。その二人が23歳になったら、その一人を何らかの方法でここに連れて来て貰いたい。彼女らの名前は、ベニス、そしてサラ。連れて来るのは妹のベニスだ。その理由については極秘としておく。」


深夜、やさしく窓を叩く者

2023-11-03 18:43:05 | ファウンデーションの夢
深夜、やさしく窓を叩く者

巻頭詩2

深夜、やさしく窓を叩く者

そばかすだらけのアルカディア
驚愕の真実が数奇な運命へ

家出 
宇宙船 
銀河を越えて
数ヶ月も経たないで
智恵の女へと

驚愕の先にあったもの
もうひとつの真実

眠られない 
何度読んでも
深夜、やさしく窓を叩く者 

それは僕か

yatcha john s. 「Foundation の夢」より抜粋

皆様へのお知らせ

只今、『僕のファウンデーション・シリーズ』の3巻目が『ミーターの大冒険 余白』を執筆中です。
あらすじは、老境に入ったハニスとイルミナの分身であるヴァレリー・ダムとの対話で物語が進んで行きます。

この詩は、『ファウンデーションの夢』の第七部の「アルカディア・ダレル」の第2話になる内容に対応したもので、『ファウンデーションの夢』書き始めの前に創作したものです。
ここから『ファウンデーションの夢』の物語に発展していったと言えます。
引き続き、ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
yatcha john s.こと、Yi Yin

Into the deep space 

2023-11-03 17:53:28 | イルミナ
91第1話Into the deep space
ミーターの大冒険 
第二部 
イルミナ 
第1話 

Into the deep space

あらすじ

 アルカディアが81歳で亡くなった。
 
 ハニスの直感とミーターの柔軟性のある論理思考が冴え渡る。「微細心理歴史学」、「極素輻射体」、「ロボット第零法則」の真実理解までも到達した。後は、オリンサス・ダムの図書館改造とファー・スター号の改造を待つだけ。
 
 ハニスは、いよいよ銀河復興への第一歩が胎動して来たとの予感を感じるのであった。それはドースの盟主の思惑なのであろうか、ハニスに戦慄がはしる。彼は今や、通常人間の世界には許されてない限界点を超えようとしている。
 ハニスは、イオス星でドース・ヴェナビリに会い、続いて、かつて天の川銀河の中央、中心都市、トランターに降り立った。果たして、彼ら(第2ファウンデーション)の感応能力によって、ハニスへの干渉のボーダーラインは、どの地点に設定されたのであろうか?ハニスの記憶はどこまで、どのように保持されるのであろうか?ハニスはアルカディアに続いて、単独人としてのボーダーラインに立っている。
 
 ついにハニスは、第2ファウンデーションの第一発言者に会った。壮大な宇宙史が解き明かされて圧倒される。そこでハニスの探索は終わる。暗示されていた「反ミュール」には遭遇能わず。しかしハニスはこの成功をミーターへの土産としてターミナスに凱旋した。

 ジスカルド・レベントルフ、ダニール・オリヴォー、そしてミーター・マロウ(ダレル)。第零の法則を遵守するロボットたちの活躍を思って、ハニスは、自分の命を、ミーターに捧げる決意をする。それは、第零の法則を信奉する人間を造り出す道に進むことだと悟ったのである。人間が、新しい銀河をつくらねばならないからである。ミーターは、そのハニスの志しを心からありたがるのであった。

 ハニスは第2ファウンデーションが「反ミュール」との共鳴を受容しつつ、銀河の再興の時を予見しているのを確認して来た。あとの課題は、第一ファウンデーション(ターミナス)の方向性だけだ。

 ハニスは政治家を目指す。しかし、これが熾烈な難問になる。政府当局が彼ら3人組に気がつきはじめて来たからだ。
 ハニスが主導する「銀河再生党」はハーラ・ブラノ率いる「ターミナス第一」に惨敗した。ミーターとアルカディアを模したチクタク(単純型ロボット)を駆使して、アルカディアの人気を裏手に使った。

 そこでハニスはミーターからの進言で、イフニアへの遷都案を決意するが、...

 一方、オリンサス・ダムは、持病の心臓病が悪化する。3人組の運命や如何に?

 ハニスは、例のコンパーを図書館の執務室に訪ねた。コンパーが、第2ファウンデーションのスパイであったことに驚愕する。

 コンパーが、アルカディアの館のミーターを訪ねる。コンパーは、ファー・スター2世号を完成させて、ミーターの地球探索の出発を薦める。ミーターは承諾するのであったが、コンパーの態度に一抹の不安を感じるのであった。大枠では、承知するものの、他に何かあるような気配を感じるのであったが、ハニスのことばで、ミーターは旅立ちを決意する。

 ハニスは、彼の主導する「銀河再生党」が非合法化され、イフニアで地下組織として活動を継続することになったことを告げる。

 いよいよミーターは完成されたファー・スター2世号に乗り込むのだったが...

 ハニスはミーターの旅立ちを見送る。彼自らは、ブラノ、コデルたちに対抗する新たな策の実行に移る。「無謬の直感力」の青年と「証古学」を極めているという青年、二人を探し出すことにまず専念する。

 ミーターはファー・スター2世を一気に加速させ、ジャンプを繰り返し、目指す地球(アタカナ)に到達しようとしていた。

 ターミナスから発進したファー・スター2世号にはヴァーチャル・リアリティーの若い女の子が投影され、ミーターに親しく語りかけてきた。ターミナス帝国辞書編纂図書館そのものと自己紹介してきた。彼女は、その図書館のイルミネーショナー(愛称、イルミナ)と自ら言う。
 が、突然の事故が勃発した。

91
ミーター 君って、「帝国辞書編纂図書館」っていう名前じゃ呼びづらいけど、もっと簡単な名前にできないのか?

イルミナ そうですね。ミーターさん。もうこの銀河に帝国なんて存在してないのに、自分でもおかしいと思っていたところなんですね。自分自身はターミナスの地下にいるのに、バーチャルコントロールで可愛い女の子の姿で男の子Rの前に映っているんですから。じゃあ、うんとねえ、わたしのこと、「イルミナ」って呼んでね。
 わたしね、この銀河空間深く、しかもターミナスから離れて自由に翔ぶのが夢だったの。

ミーター イルミナ。君もこの改造スペース・ワゴンの操縦、上手いもんだね。これじゃ、アルカディアの遺言、簡単にクリアできるってもんだね。楽勝!

イルミナ ミーター。そもそもまだ「わたしたち」の目的、目的地、聞いてないんだけど?

ミーター イルミナ。今なんて言った?「わたしたち」?

イルミナ いけない? あなたも一人っていうのも変じゃない?一台っていうのが正しいんじゃないの?
 それに、あなたって、Rの癖に元のボスのアルカディアがいなくて寂しがっているんですからね。

ミーター そうかも。それじゃ、とりあえず、そういうことにしようぜ。目的地は、君のデータからは「アタカナ」星。シリウス星域の「カビレ」の第三惑星。ホントの名前は別にあるらしいんだがね。目的はその星の「再生」を探ること。できるだけやってみたいんだ。なんたってアルカディアの悲願だったからね。

ミーター イルミナ、聞いてるのか?

イルミナ ミーターさん、大変!前方に超新星爆発を起こしてる恒星に近づき過ぎてしまったわ!
 (ことわっておくが、その星は地球から624.5光年離れたオリオン座のベテルギウスであった。この時点ではこの超新星爆発を起こした星の名をミーターは知らない。再度地球に向かう際にわかることとなる。)
 その真っ只中に入ってしまったらしいわ!この船、ガンマ線バーストの直撃で破壊されそうなの!

ミーター さっきの発言、撤回。
 おまえって最低!

yatcha john s.