今月1日より阪急電車で運行が開始されていた、ハタコトレイン。
株式会社PARADOXが15年間に渡り行った取材により集められた語録・はたらく言葉たちという書籍の中から抜粋されたメッセージを、神戸・宝塚・京都の各線を走る電車の一部の中吊り広告として採用したもの。
当初は今月末までの予定で運行されていたが、メッセージの一部がインターネット上で庶民感覚とずれているなどと批判されたため、予定より早く、今月10日をもって撤去された、という。
今回用意されていたメッセージは、全部で80種類。
その中で、特に多くの批判を集めていたメッセージが、「毎月50万円もらって毎日生き甲斐のない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか」というもの。低賃金で働く非正規労働者が増えている現状において、このメッセージは時代に合っていない、などの声が上がっていた。
また、「私たちの目的は、お金を集めることじゃない。地球上で、いちばんたくさんのありがとうを集めることだ。」というメッセージに対しても、ブラック企業のような精神論で不愉快、といった批判が寄せられていた。
近年、SNSなどの普及により、こういった批判の声が集まりやすくなってきている。車内の中吊り広告や、催し物のキャッチコピーが、SNSなどで炎上し、企業や団体が広告などの撤去を余儀なくされる、というパターンも、珍しいことではなくなってきた。
もちろん、行き過ぎた配慮は言論統制に繋がるので良くないけれど、企業や団体の側にも市民感覚を身に付けてほしい、とは思う。
株式会社PARADOXが15年間に渡り行った取材により集められた語録・はたらく言葉たちという書籍の中から抜粋されたメッセージを、神戸・宝塚・京都の各線を走る電車の一部の中吊り広告として採用したもの。
当初は今月末までの予定で運行されていたが、メッセージの一部がインターネット上で庶民感覚とずれているなどと批判されたため、予定より早く、今月10日をもって撤去された、という。
今回用意されていたメッセージは、全部で80種類。
その中で、特に多くの批判を集めていたメッセージが、「毎月50万円もらって毎日生き甲斐のない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか」というもの。低賃金で働く非正規労働者が増えている現状において、このメッセージは時代に合っていない、などの声が上がっていた。
また、「私たちの目的は、お金を集めることじゃない。地球上で、いちばんたくさんのありがとうを集めることだ。」というメッセージに対しても、ブラック企業のような精神論で不愉快、といった批判が寄せられていた。
近年、SNSなどの普及により、こういった批判の声が集まりやすくなってきている。車内の中吊り広告や、催し物のキャッチコピーが、SNSなどで炎上し、企業や団体が広告などの撤去を余儀なくされる、というパターンも、珍しいことではなくなってきた。
もちろん、行き過ぎた配慮は言論統制に繋がるので良くないけれど、企業や団体の側にも市民感覚を身に付けてほしい、とは思う。