桜燕館 -さくらつばめの気まぐれブログ-

日々の雑感と、たま~の旅日記。

桜燕日記 Jun. 19, 2019

2019-06-19 | 桜燕日記
 今月11日、京都・向日市のアパートの駐車場で女性の遺体が見つかり、市役所職員が、このアパートの住人の男とともに死体遺棄容疑で逮捕された

 住人の男は生活保護費を受給しており、逮捕された市職員はこの男の担当ケースワーカーであった。これまで怒鳴られたり無理難題を吹っ掛けられたりしたことから、市職員は担当替えを希望していたという。
 今回の事件は、住人の男が職員に対し、遺体の運び出しを手伝うように指示したという。日頃から言動に恐怖心を抱き、精神的に追い詰められていた職員が、その指示を断ることができずに死体遺棄に協力したのではないかといわれている。
 また、生活保護費を受給する住人の男の担当ケースワーカーだった職員が事件前、住人の男から怒鳴られたり、保護費の増額など無理難題を言われているとして、「担当替え」を求める意向を職場内で示していたことも、捜査関係者らへの取材で新たに判明した。職員は住人の男の言い付けで買い物をさせられるなどしていた形跡も確認されており、府警は、住人の男と接する中で従属的な立場となり、精神的に追い詰められていた可能性もあるとみている。

 住人の男は過去に傷害致死事件を複数回起こしており、曰くつきの人物。今回遺体となって見つかった女性についても、住人の男が殴って死なせたことを認める供述をしている。
 これまで何人もの女性を死なせてきた住人の男に対しては、厳しく罰してほしい。更生が認められるまで、娑婆に出してはならない、とさえ思う。
 ただ、半ば巻き込まれる形となってしまった市職員に対しては、罪を問うことは免れないにしても、寛大な処分をお願いしたいところである。

 もしも向日市がこの職員に対して懲戒免職などの重い処分を下すことがあれば、私は断固抗議したい。
 追い詰められていた職員を守ることができなかった向日市にも、責任の一端はあると思うから。

 それにしても‥‥。

 こういう人物に対しても支払われるんだな、生活保護費って。
 もちろん、どんな人であろうとも健康で文化的な最低限度の生活を営む権利がある。それは分かる。
 分かるけれど、なんか、複雑な心境である。

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