2016年10月、悲願の株式上場を果たした、JR九州。
上場以来、外資系ファンドが株を買い占め、発言権を強めてきた。
上場以来、外資系ファンドが株を買い占め、発言権を強めてきた。
そんな中、今日福岡市のホテル開かれた、JR九州の定時株主総会。
今回の株主総会で注目されていた、外資系ファンドによる自社株買いなどの株主提案は、いずれも否決または不成立となった。
今回の株主総会で注目されていた、外資系ファンドによる自社株買いなどの株主提案は、いずれも否決または不成立となった。
自社株を取得することにより資本効率を高めるべきである、という外資系ファンドの提案に対し、短期的な株主還元は事業リスクへの対応力を弱める、として反対、対抗措置として外資系ファンドの主張とは異なる取締役選任案などを提出していた。
なお、外資系ファンドの保有株が株主名簿に異なる名義で記載されていることを理由、JR九州は外資系ファンドの総会での発言を認めなかったため、今回この提案をした外資系ファンドは総会を欠席した、という。
いわゆる三島会社(JR北海道・JR四国・JR九州)の中で、JR九州は沿線人口が最も多く、不動産事業が好調なこともあり、経営は比較的安定している。
しかし、メインの鉄道事業に関しては、利用客の減少はもとより、熊本地震や九州北部豪雨で一部路線が不通になるなど、度重なる災害に見舞われたこともあり、赤字が続いている。
株主の立場からすれば、採算の取れない路線を廃止するなど合理化を進め、鉄道事業の赤字を削減することにより、株主への還元率を高めてほしい、というところであろう。
しかしながら、株主の方ばかり気にして利用客に背を向ければ、沿線のJR離れ、鉄道離れは加速してゆく一方である。
そもそも、JR九州が株式を上場した自体、それが果たして正解であったのかどうか。
不定期利用客としては、分からない、としか答えようがない。
なお、外資系ファンドの保有株が株主名簿に異なる名義で記載されていることを理由、JR九州は外資系ファンドの総会での発言を認めなかったため、今回この提案をした外資系ファンドは総会を欠席した、という。
いわゆる三島会社(JR北海道・JR四国・JR九州)の中で、JR九州は沿線人口が最も多く、不動産事業が好調なこともあり、経営は比較的安定している。
しかし、メインの鉄道事業に関しては、利用客の減少はもとより、熊本地震や九州北部豪雨で一部路線が不通になるなど、度重なる災害に見舞われたこともあり、赤字が続いている。
株主の立場からすれば、採算の取れない路線を廃止するなど合理化を進め、鉄道事業の赤字を削減することにより、株主への還元率を高めてほしい、というところであろう。
しかしながら、株主の方ばかり気にして利用客に背を向ければ、沿線のJR離れ、鉄道離れは加速してゆく一方である。
そもそも、JR九州が株式を上場した自体、それが果たして正解であったのかどうか。
不定期利用客としては、分からない、としか答えようがない。