人生何でもあり!

日々の思い付きを書いてゆきたいと思っていますので、ヒマな方はお付き合い下さい。

数秘学について(105)

2011-09-03 11:56:31 | 占星学・数秘学

 思いつくまま書き連ねてきた数秘学シリーズ。 どこまで書いたか忘れてしまいましたが、なぜ “Change” という名詞に【6・Six】という基数についてのみ “The” という定冠詞が用いられているのか?についてだったと思います。

 ケイシーの述べるカバラ数秘学解析によりますと、その “6・Six” という基数には、更に ”3・Three” という基数が大きく関係してきます。  “6” は ”3” の強さを倍化(3×2=6)したものである、と、とあるリーディングでは述べられています。

Six・・・the strength of a Three, with helpful influence.(R261-14)

 そして、その “3・Three” という数が、なぜこの “6・Six” という数の基本となっているのか?

 私なりに読み込んでみたのですが、どうもこちらに関しましては、東洋の易の数秘学展開に関する考え方やひふみ神示に、その読み解くカギとなりそうなニュアンスの事柄が書かれていました。 

 一部採り上げますと、

〔Three〕--The strength of One and weakness fo Two.(R261-15)

〔Three〕--again a combination of One and Two; this making for strength, makinig for--in division--that ability of Two aginst One, or One agianst Two. In this  strength is seen, as in the Godhead, and is as a greater strength in the whole of combination.(R5751-1)

 上記をお読み頂ければお解かりのように、“3・Three” という数は、“1・One” というモノの始めとなる数と、“2・Two” という偶数(分裂)のいちばん始めとなる数の結合であると述べられています。 つまり、“1・One・奇数・陽性” と “2・Two・偶数・陰性” の結合した、陰陽の溶け合った、新しい奇数であると述べられているニュアンスが読み取れます。

  そして、こちらに関する考え方は、“陰陽” という易の数秘学の方から観た方が読み解き易い面があります。

 次にひふみ神示より抜粋しますが、ケイシー・リーディングとほとんど同様のニュアンスの事柄が述べられています。 

【ひふみ神示 〔二日んの巻・第二帖〕】

 ・・・前略・・・ 一なるものは、平面的には分離し得ない。 二なるものは、平面的には一に統合し得ないのである。 分離して分離せず、統合して統合せざる、天地一体、神人合一、陰陽不二の大歓喜は、立体的神秘の中に秘められている。 ゝについては一なるも、○に於いては二となり三となり得るところに、永遠の生命が歓喜する。 一は一のみにて一ならず、善は善にして善ならず、また、真は真のみにて真となり得ない。 ・・・後略・・・

【ひふみ神示 〔二日んの巻・第十九帖〕】

 ・・・前略・・・ 天国の政治は、歓喜の政治である。 故に、戒律はない。 戒律の存在する処は、地獄的段階の低い陰の世界であることを知らねばならない。 天国の政治は、愛の政治である。 政治する政治ではない。 より内奥の、より浄化されたる愛そのものからなされる。 故に、与える政治として現われる。 天国は、限りなき団体によって形成されている。そして、その政治は、各々の団体に於ける最中心、最内奥の歓喜によりなされるのである。 統治するものは一人であるが、二人であり、三人として現われる。 三人が元となり、その中心の一人は、ゝによって現わされる

 ~~~~~~~~(抜粋ここまで)~~~~~~~~~~~~~~~~

  上記抜粋帖にありますように、“3・Three・三” という数は、“1・One・一” という数と “2・Two・二” という数の組み合わさったもので、この本来ひとつになりえない。 しかしその困難が合一した “3” という数にこそ、永遠の生命の歓喜、弥栄があるのである、と述べられているニュアンスが読み取れます。

 それにしても長年に渡りこの両者を比較研究していますが、この辺の一致を見ますと、初めて読んだ時の新発見と同じような新たな新鮮な感動がいつも湧き起こります。

 “数(Number)” と云う、私たちの日常世界を支配し、空気のようにあまりにも当たり前な故に、殆んどの人がその本質を良く理解していない不思議な世界。 

 数秘学の奥へ奥へと入って行くこの果てしの無い探求の旅は、入り込んだ者しか見得ない、理解し得ない世界を垣間見せてくれます。

 ちょっと用事が出来たので、ここらで一区切りさせて貰います。

 続く…