日本カウンセリング学会の研修会に参加して、「グリーフカウンセリング」の研修を受けました。グリーフ(grief)とは、死別体験がもたらす、悲嘆や悲しみのことです。したがって、グリーフカウンセリングとは、病死や事故死、自死、災害等により肉親や友人、愛する人を喪った人に対する援助をすることです。講師は東京福祉大学・大学院の鈴木康明教授でした。
特に難しいのは、「自死(自殺)」した遺族への対応です。「自分のあの一言がなければ死ななかったかも知れない。」、「自分がもっと気をつけていれば死ななかったかも知れない。」という自責の念。
父親(母親)が自死した場合、母親(父親)も自殺してしまうかも知れないという恐れ。自分も何かあると自死を選んでしまうかも知れないという不安。そして、第三者に秘密にして生きていかなければならないという、強制された沈黙の重圧。
こうした二次的とも言える被害に対するケアは、犯罪被害者やその家族、ストーカーやレイプを受けた人々にも共通する要素があります。
参加したカウンセラーの方々の中にも、つらい死別体験を抱えた人が多く、改めてカウンセラーとしての在り方を深く考えさせられる研修でした。
特に難しいのは、「自死(自殺)」した遺族への対応です。「自分のあの一言がなければ死ななかったかも知れない。」、「自分がもっと気をつけていれば死ななかったかも知れない。」という自責の念。
父親(母親)が自死した場合、母親(父親)も自殺してしまうかも知れないという恐れ。自分も何かあると自死を選んでしまうかも知れないという不安。そして、第三者に秘密にして生きていかなければならないという、強制された沈黙の重圧。
こうした二次的とも言える被害に対するケアは、犯罪被害者やその家族、ストーカーやレイプを受けた人々にも共通する要素があります。
参加したカウンセラーの方々の中にも、つらい死別体験を抱えた人が多く、改めてカウンセラーとしての在り方を深く考えさせられる研修でした。