久々に愉快な本に出会ったという気がします。新潮社から出版されている「女の好きな10の言葉」です。著者は哲学博士で、かつて大学教授をしていた中島義道氏です。巻末に、女性を理解するための文学作品や映画、オペラ、ミュージカル、歌謡曲等 111の作品が紹介されていますが、私と同じ団塊の世代なので、紹介されている作品はどれも読んだり聞いたりしたことのある作品です。
取り上げられている「女性の好きな10の言葉」は以下の通りです。すべての女性がこれらの言葉を好きというわけではありませんが、たいていの女性はこうした言葉を好んで使うように思われる、と作者は言います。
1「本当の愛って何」
2「私はあなたの何なの」
3「私を人間としてみて」
4「あなたには私が必要なの」
5「あなたは不潔よ」
6「私に何でも言って」
7「私に心配かけないで」
8「わかんなーい」
9「かわいーい」
10「すごーい」
いかがでしょうか。ほとんどの男は恥ずかしくてこんな言葉は使えません。そして、ほとんどの男は、恋人や妻から、「本当の愛って何」とか「私はあなたの何なの」とか「私を人間としてみて」などと返答に窮する質問を投げかけられてタジタジとなったことがあるのではないでしょうか。どのように返答をしても、その返答に対する女性からの非難や攻撃の言葉が予測できます。なぜなら、1~7の言葉は、ほとんどの場合、男を非難・攻撃するために投げつけられた言葉の罠なのです。
何とかその場をやり過ごそうと男たちが苦し紛れに答えを絞り出したとしても、次にくるのは、「だったらどうして ○○ してくれないの」という言葉です。
なぜか。中島氏は明快に断じています。それは、「生ませる性」または「ばらまく性」と「生む性」の違いではないかと。なるべく多くの精子を多くの雌に受胎させたい性と、強く優秀な雄の精子を受胎して子どもと共に安全に行きたい性の違いなのだと。女性はこの本を読んでどのように感じるのか聞いてみたい気もしますが、気が弱いせいかその勇気がありません。
取り上げられている「女性の好きな10の言葉」は以下の通りです。すべての女性がこれらの言葉を好きというわけではありませんが、たいていの女性はこうした言葉を好んで使うように思われる、と作者は言います。
1「本当の愛って何」
2「私はあなたの何なの」
3「私を人間としてみて」
4「あなたには私が必要なの」
5「あなたは不潔よ」
6「私に何でも言って」
7「私に心配かけないで」
8「わかんなーい」
9「かわいーい」
10「すごーい」
いかがでしょうか。ほとんどの男は恥ずかしくてこんな言葉は使えません。そして、ほとんどの男は、恋人や妻から、「本当の愛って何」とか「私はあなたの何なの」とか「私を人間としてみて」などと返答に窮する質問を投げかけられてタジタジとなったことがあるのではないでしょうか。どのように返答をしても、その返答に対する女性からの非難や攻撃の言葉が予測できます。なぜなら、1~7の言葉は、ほとんどの場合、男を非難・攻撃するために投げつけられた言葉の罠なのです。
何とかその場をやり過ごそうと男たちが苦し紛れに答えを絞り出したとしても、次にくるのは、「だったらどうして ○○ してくれないの」という言葉です。
なぜか。中島氏は明快に断じています。それは、「生ませる性」または「ばらまく性」と「生む性」の違いではないかと。なるべく多くの精子を多くの雌に受胎させたい性と、強く優秀な雄の精子を受胎して子どもと共に安全に行きたい性の違いなのだと。女性はこの本を読んでどのように感じるのか聞いてみたい気もしますが、気が弱いせいかその勇気がありません。