「兄貴、やっぱりこんな風景見ると気分も晴れるにゃ」(伊勢弁ダ!)
8時ジャストに℗を出発して4時間35分経過して有地山山頂に着いた。
弟にとっては、ひょっとしたら数十年ぶりのピーク完登かもしれない (12:35)
次は、オロチ山だ!
あっという間に、着いた!
オロチ山 標高521m (12:55)
イセAOKIさんのプレートが無ければスルーしていただろう
展望は利かないけど、昼飯にした。
自分で作ったおにぎりだが、今回は昆布が入っている!それといつものお気に入りの大根の漬物
ココからの下山も選択肢の一つだったが、弟も元気そうなので予定通り大河内山を目指す。
しばらくすると、我が故郷・伊勢柏崎の古和口伊勢の電波塔が見えた!
前回、つつじ山登山口から有地山→電波塔→大河内山→つつじ山の周回登山で登っている。
次に、採石所も見えた!(中央木立の間)
阿曽温泉の裏から網掛山を経由してあの採石所までピストンしたこともある。
しばらく、小さなアップダウンを繰り返した後、突然急登が始まる
踏み跡も消え、YAMAPだけが頼りだ!弟も必死の形相で登ってくる
踏み跡が現れるにつれ、緩やかな斜面となる。
弟にトップを譲る。
この山頂からのアングルで故郷柏崎を眺望した時の感想を聞きたかったからだ。
以前、初めて登った時、自分の育った地を俯瞰して何とも不思議な気持ちになったことがある。
「兄貴、ココは違うジョ」(伊勢弁)・・・あと200m先のようだ!
YAMAPの地図の点線もこの辺りまでで消えている。下山道は標識に頼るしかなくなった
大河内山 標高546m (14:33)
ふ~む、もっと展望が良かったはずだが・・・
どうも記憶との差があり過ぎて戸惑うばかりだ。
しかし余分な心配をかけてはならない。明るくなったところを求めて・・・
手前の尾根の鉄塔(見えにくい)を目印に降る。鉄塔コースしかはっきりしない!
鉄塔尾根の中央右が故郷イチ高い行者山だ。その左後ろが大内山村の南又山だ。
鉄塔目ざして尾根を下ること約15分
大河内山西峰・・・ (14:51)
自分の記憶はホント当てにならない ・・・西峰
踏み跡はあるにはあるが
そして、こんな鉄塔以前は通っていない!
全く記憶にない!!
しかし、ここまで左右に気を配ってきたがほかの下山ルートはなかった!
兎に角、降るのみだがYAMAPのバッテリーが10%を切っている
植林と自然林の境目は杣道と登山道の区別はつきにくい。
弟は雑木に撒かれたテープと杉に撒かれた境界テープを混同している。無理はない!
私は、意識的に冷静を装う
いよいよ怪しくなってきた!
二つ目の鉄塔に出た 一応踏み跡はしっかりだが、これは登山道ではなく鉄塔管理道では?
もしそうだと厄介なことに・・・?
右の道を下ってきて、何の迷いもなく右折し激降ったがすぐ崖となり引き返す。
再び、尾根を外さないように降る。ヤマップ地図の等高線の幅がそう指示していた。
激下りだ! 弟を待たせ、自分で道を確認してからゴーサイン!
ナントかここまで来て、ついにシダが行く手をふさぐ事態に
弟は、木のペンキの字に意外だったが安心感を持ったようだ。
私は、そんなにノー天気ではいられない。隊長なんだから
シダに足を取られつつドンドン降りる。
下に林道の影が見えた時、つい大きな声をあげてしまった!
「りんどー、みえたぞー!」
目もくらむような斜面を二人でずり降りた!
谷まで降り、緊張感から解放されたせいか一気にどっと疲労感に襲われる
林道に出ると、そこにはキワダ林道との標識があった!
稜線上の標識にキワダ林道コースとあったが、結局見つからず中電作業道に迷い込んでしまったのだった。
16:17 無事、大平つつじ山℗着。
標高は低いけど、登り口は海抜ゼロに近いから結構大変だった
総所要タイム:8時間17分
大河内山山頂付近の登山道で見つけた「しきび」を、帰路墓に寄り早世した弟(次男)に供えてきた。
末弟Sと中々良い弔い登山ができたと思う。
弟Sとは次回の約束もしてきた。
~犬頭?から?南又山~ ここも3密とは程遠い、絶対人に会わないコースだ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます