画像の本を読んだ。
『何のために働くのか』
この本は、この前に買った4冊の中の1冊である。
なぜ、この様なタイトルの本を買ったのか?
それは・・・
正月早々の出勤日に後輩が来なかった。
電話で酔っ払いながら「会社を辞めたい」と・・・事務所に連絡が入った。
話を聞いてみると、行き詰った様子。
もともと、仕事はキッチリする彼は、昨年月にある部門のリーダーになった。
リーダーになると自分だけの仕事をキッチリ済ますだけでは駄目で、その部門全体がキッチリ出来るようにならなくてはならないのだが・・・
キッチリやりたいのだが、他の人間がついてこない・・・などの悩みがあったらしい。
もともと溜め込むタイプで、お酒が入ると・・・とんでもなくなるらしい。
正月休みに自分の仕事についてお酒を1日中飲みながら考えた・・・。
毎日毎日・・・約1週間・・・。
その1週間で彼の考えの答えは「退職」だった。
こちらは突然来なくなったのでビックリ。
ちょくちょく話していて、年末の会食会ではやる気満々だった彼・・・。
何があったのか、本人とは話していないので本心は分らないが、悲しいお別れとなってしまった・・・。
最近入社してくる人が、少しの間も続かなく辞めて行く人が多くなっている。
そんな中、仕事というものをもう1回自分なりに考えてみようと思ったのだ。
この先、行き詰ったりしている同僚、もしくは自分にいいアドバイス、考え方、など助言できないものかと・・・。
悲しいお別れは少しでも減らしたい・・・。
会社でもらったビジネス誌の中のランキングにもちょうど入っていたので、この本を選ぶのは簡単な事だった・・・。
この本が届いた時、作者の写真を見て、
「うわ~、この人あまり好きじゃないな・・・」
ってのが第一印象だった。
その人とは、北尾吉孝だった。
この人は、ライブドアほりえもんがフジテレビに攻勢をかけた時、確かホワイトナイト的役でテレビに登場したと思うのだが、
なんか、偉そうな話方、ふてぶてしく感じたので、あまり好きじゃなかったのだ。
しかし、せっかく買ったのだから目を通した。
この方は、古典が基本となっている。
古典とは?
私もしっかりは分らないが、孔子の論語などのことを指すみたいだ(間違っているかもしれないが・・・。)
私は、昨年「論語」を今風に解説した本を読んでいたのでおぼろげにその世界観は分ったのだが、結構難しいとも思う。
古典は、松下幸之助さん京セラの会長稲盛さんなども取り入れられている様子。
この方の(北尾氏)、経歴を読んでみると、結構サラブレッドなのだ。
職歴は、野村證券からソフトバンクの孫さんとの出会いが有りSBIホールディングスを立ち上げられた。
その辺の事も書いてある・・・。
アメリカ人の仕事に対してのとらえ方、日本人の仕事に対するとらえ方の違いが述べてあり、最近の日本は、アメリカの考えを持った若者が増えている・・・・とあった。
途中、この人の生い立ちが書いてあるのだが、ここが終わり、後半に入るとかなり自分の為になることが書いてあった。
「胆識」という意味がわからなく調べまくった。
未だに読み方は分らないが・・・。
なんせ、辞書にはのっていなかったのだから・・・。
感想として、昔から伝わる中国の四書五経をもとに自分はどうするのか?
なにかを迷ったり、判断をしなければならない時は、この四書五経の言葉がしっかり考えの芯になって行動を取る事が大切なのだろう・・・と。
しかし四書五経の勉強はちょっと難しいな・・・。
と少し苦手意識がでたわたし・・・。
しかし、いつかは勉強してみたいな・・・。
去年読んでいた「論語」の本をもう一度読み直そうと思った。
なかなか、筋があって四書五経の精神は嫌いではないので楽しめた本であった。