『働く理由』という本を読んだ。
この本は以前4冊買ったうちの1冊だ。
この本を選んだ理由は、昨日の『何のために働くのか』を読んだのと同じだった。
この本は、昨日読んだ『何のために働くのか』より、ポップ、ライトといった感じだと私は思った。
『何のために働くのか』の方が私はソウルフルだという印象。
働く理由は、織田信長から黒澤明まで、色々な人の言葉を99引用している。
その引用されている言葉から、仕事に対しての作者の思いが記されている。
やりたい仕事とは・・・
好きな仕事とは・・・
とかね。
この本の中で、好きな言葉があった。
たくさんあったのだが、2つほど紹介しよう。
一つ目・・・
自分が好きなこと、それしかやらない。そう決めるのは自分である。そう決めてちっとも差し支えない。
ただ現実には、好きな事をするために、ほかのいろいろなことをしなくてはならない。それ以外に、好きなことなどじつはありはしない。好きなこととは、ただ頭のなかにあるだけのものではないからである。
(中略)
本当に好きなら苦労とはいわない。苦労が苦労でないからである。
苦労したくないなら、結局はそれほど「好きではない」のである。
養老孟司
この文は中略後の文が私は気に入った。
二つ目・・・
俺はこんな説教めいたことを言うのは好きやないけど、ちょっと気障な遺言やと思って聞いといてくれ。
人間には、勇気はあるけど辛抱が足らんというやつがいてる。
希望だけで勇気のないやつがおる。
勇気も希望も誰にも負けんくらい持ってるくせに、すぐにあきらめてしまうやつもおる。
辛抱ばっかりで人生何にも挑戦せんままに終ってしまうやつも多い。
勇気、希望、忍耐。
この三つを抱きつづけたやつだけが、自分の山を上がりきれる。
どれひとつが欠けても事は成就せんぞ。
宮本輝
とこんな感じでたくさんの人の言葉を引用している。
結構、かまえなくてもすんなり読める。
なので、ポップ・ライトという感じがしたのかな・・・。
個人的にわたしは昨日読んだ、
『何のために働くのか』
の方が、ビビッ!と来るものがあった。
でも、99の引用している言葉も自分に合うものもあるので、心のどこかにいい言葉だな・・・と共鳴する箇所もある。
やりたいことが分らない人・・・
好きなことを仕事にしたいといっている人・・・
など、今の現状に疑問がある人、シックリこない生活を送っている人がいるなら、読んでみてはいかかですか?
最近の若い者は・・・・と思う事がしばしばある人は絶対に
『何のために働くのか』 北尾吉孝 致知出版社
の方がおすすめである。